清田教授、徳永准教授他による著書
『臨床検査学講座 数学/統計学』

本学教養部の清田正夫教授、徳永伸一准教授他による著書『臨床検査学講座 数学/統計学』(医歯薬出版)を紹介します。

著者からのメッセージ

『 本書は「臨床検査学講座」の一巻として、数学と統計学を取り上げ、それらの基礎を解説した教科書です。
 前半の数学部分では「式と計算」「方程式と不等式」「関数」の簡潔な記述に続き、大学初年級の「行列」「微分」「積分」「微分方程式」の必須事項が解説されています。また統計学で必要となる「論証」「確率」についても頁を割いています。
 本書の後半では「記述統計」「確率分布」「相関と回帰」「推定」「検定」について、臨床検査に必要な統計学の基礎理論が多くの例題とともに述べられています。
 統計の例題の多くは現役の臨床検査技師が自らの経験に基づき原案作成したもので、これが本書の最大の特徴と言えるでしょう。
 本書は本学1年生の統計学の教科書として、また数学の参考書として指定されています。学生からの意見を参考にして、毎年少しずつ改訂を行っていますが、よりわかりやすい教科書にする努力を今後も続けていきたいと考えています。』