教養部構内に設置されている美術品等を紹介します。レンタル品もありますので,作品に触って毀損しないようにお願いいたします。(2019年5月更新)
○「ヒポクラテス像」 佐藤忠良
1997年7月にロビーに佐藤忠良氏制作の「ヒポクラテス像」が設置された。本学お茶ノ水会医科同窓会の50周年記念事業の一環として寄贈されたものである。7月2日には、学長、医学部長、歯学部長、医科同窓会長の参列のもとに除幕式が行われた(右の写真)。
「この像をいろいろな角度から見ていると、あるときは驚くほど厳しい孤独な表情が、またあるときには愛情と慈しみに満ちた優しい表情が、さまざまに混ざり合いながら浮かび上がってくる。これこそが医療、医学に携わるものが備えるべき二つの資質だと、作者は言葉を語らない彫刻を通じて私たちに語りかけているのかもしれない(除幕式パンフレットより)」。
○「背後にあるもの ― 遠い所在 ―」 舘山拓人 木彫、胡粉プラチナ箔
●「cyclops」 安井紗恵子 2008年 アルミニウム、ステンレス
●「旅立ちのための祈祷の場」 御代将司 2018年 真鍮、御影石
●「river- I / II / III」 井元紗奈恵 2017年 銅版画
●「光」 堀江佳耶子 2015年 日本画
●「時の記憶」 中村望起子[山内望起子] 2017年 素材:パネル、寒冷紗、モデリングペースト、砂、土、アクリル絵具、岩絵具、アクリル樹脂、時計の部品
○「トシノカラス」 鈴木貴雄 2007年 御影石
●「起源」松井清花 2011年 ステンレス
作者コメント: 天と地、空と風景の中で、水、そして、そこから生えてきた新しい生命を連想して。
●「tow sides of the same coin」宮崎瑞土 2011年 銅、真鍮
作者コメント: 鍛金という分野の中には絞りという技法があります。金属の板材を金鎚と当て金という道具を使い形にしていく技法です。今回の作品は、この技法の中で最も特徴的だと思われる外面と内面を同時に見せることができるというところに注目し、それを一つの表現として形にできないかと思い制作しました。また、モチーフであるリンゴは、絞りという技法の中で生まれる「張り」を強調するため自然界で「張り」を表すものとして選択しました。
●「変景」 山内祈信 2008年 黒花崗岩
●「鳴くこと」 鈴木貴雄 2009年 黒御影石
黒御影石の彫刻作品です。
鈴木さんは、中庭に設置されている「トシノカラス」の作者でもあります。今回もカラスがモチーフになっているとのことでした。
レンタル作品(●印)については,卒業制作展での作品選定から設置まで、東京藝術大学美術学部の本郷寛さん、青木宏希さんに大変お世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。
○写真部教養部ギャラリーとして、写真部の作品を展示しています。(写真は変更の可能性があります)