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My Career Story

森田 彩子 氏

大学院医歯学総合研究科(医)
国際健康推進医学分野
准教授(キャリアアップ)

当制度に申請した理由を教えてください。

研究及び教育に携わる中で知り合った第一線で活躍する先生方のお姿から、ダイバーシティ推進の根底にもある「自分の視点を持って物事を考え挑戦し」、「異なる多様な立場の人や組織と協力し新しい価値や知見を創造すること」の重要性を感じてきました。日ごろから温かいご指導を賜り、今回の応募を後押ししてくださった分野長(藤原武男教授)に心より感謝申し上げるとともに、キャリアアップ対象に選出してくださった委員の先生方のご厚意に恥じないよう研鑽を重ね、新たな価値や知見の創造に寄与し社会に還元できるよう努めて参りたいと考えております。

ご自身のお仕事の内容とその魅力について教えてください。

新型コロナウィルス感染症が世界的に流行し、社会が急激に変化する中で、多くの人が「自分たちは今、どのような状況にあるのか?」「健康を守るために、どういう行動をとったらよいのか?」「人生をより楽しく、豊かに生きるには、何が必要なのか?」という疑問に直面しているのではないかと思います。社会医学は、人々の疾病罹患を予防し、健康増進を支援する社会の構築に貢献することを目指す学問です。私の仕事は、医学と社会をつなぐ科学的なデータを構築し、主に統計的な手法を用いて多岐にわたる個人要因や環境要因の関連性や関係性を正確に読み解き、社会に発信していくことです。変化の激しい時代において、生き方の道標となる誰も知らなかった何かを発見するプロセスに魅力を感じますし、科学的な分析や知見を住民や行政、民間企業やNPO等の方々が社会をより良い方向へ変化するために活用していく様にやりがいを感じます。また、社会疫学における多角的視点や原因と結果に関する一般法則などは臨床でも地域医療福祉の現場でも使える知識です。学部生や大学院生を対象にした教育は、様々な関心に触れ、視野や知識が広がる機会であり、卒後の活躍に一助となれるようにしたいと考えています。

キャリアアップ教員に就いたことで、ご自身やご周囲で変化したこと等があれば教えてください。

准教授(キャリアアップ)の職位を拝命して1ヶ月半あまりですが、リーダーとしての役割を以前に増して意識するようになったと感じます。データーセットを目の前にして自分は何がしたいかだけではなく、どこに全体の目標を設定するべきか、周囲の人がしたいことは何か、その人達が持つ強みを発揮するためにはどんな環境が必要か、泥臭い作業を含め自分がやるべきものは何か、など考えるようになりました。教育においても、最終的な成果物だけに着目するのではなく、その人の主体性や自主性をどれだけ引き出せたかという過程を振り返るようになりました。まだまだ未熟ですが、周囲の方のお力添えや協力を得て、成長していきたいです。

当制度に期待すること、ご要望等はありますか。

出産・育児・介護、これまでに多くの女性が直面する場を私自身経験してきましたが、研究支援員制度には、業務の効率化だけでなく、精神的な面でも大きくサポートしていただきました。現在研究支援員に行っていただける作業は、学内における研究に直接関わる作業のみに限定されていますが、学外のフィールドワークや事務的な業務も手伝っていただけるようになったら大変有り難いです。また、リーダーシップ向上セミナーに加えて、意志力や基軸力を高めるべく、個別でコーチングセッションを受ける機会もあったら嬉しいです。

今後の目標を教えてください。

社会の構築に向かって、名実ともに質の高い社会的にインパクトのある研究を実践し、質の高い研究、そして人材教育を行い提供できる人材になることを目指したいです。何卒、今後ともご指導ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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