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ホーム  > 消化管外科学分野  > 胃外科  > 先端医療について  > ロボット支援下手術について

ロボット支援下手術について

内視鏡支援ロボット手術とは

近年、高い技術が要求される内視鏡手術を支援するロボットの開発が急速に進んでおります。すでに欧米を中心に医療機器として認可されており、1997年より臨床応用されています。日本でも一部の施設では、この手術支援ロボットが導入され、実際の患者様への臨床試験も終了し、良好な結果が出ています。

ロボット支援下手術は、今までの内視鏡下手術(腹腔鏡手術)の利点をさらに向上させうる、次世代の医療改革の一端を担った分野です。複数の手術補助機能を統合し開発されたロボットは、精密で安定した動きと高精細な3次元映像を兼ね備えています。このロボットを熟練した外科医が操ることで、より安全かつ侵襲の少ない手術が可能となります。

手術で用いる手術支援ロボットは「ダビンチ・Xi」 “da Vinci Xi Surgical System” といいアメリカの「インテュイティブサージカル社」で製造されたものです。その特徴は、7度の自由度を持ったロボットアームにより繊細な動作が可能なことと、局所の鮮明な3次元画像がモニターできることにあります。現在、日本では厚生労働省による薬事法の認可を得た医療機器であり、海外においては既に最先端医療として広く使用されています。

ロボット支援下胃切除術について

胃癌に対するロボット支援下胃切除術は、2015年より2017年にかけて先進医療として臨床試験が行われ、腹腔鏡下胃切除術と安全性が変わらないという結果が公表されました。この結果を受けて、2018年4月1日より、日本でも胃癌に対するロボット手術が保険適用になりました。

保険診療としてロボット手術を行うためには厚生労働省から施設認定を受ける必要があります。施設認定を取得するためには、ロボット支援下胃切除術の経験数執刀医の専門性などの基準があります。当科はこれらの基準をすべて満たしており、東京医科歯科大学医学部附属病院は厚生労働省の施設認定を受けております

手術を担当する医師について

実際の手術は原則2名で行います。執刀責任は十分に腹腔鏡下手術経験を積んだ医師が担い、執刀は日本内視鏡外科学会技術認定取得医かつ製造元のインテュイティブサージカル社による認定を受けた医師が行います。

また、①胃癌に対する腹腔鏡下胃切除(幽門側、全摘、噴門側)を術者として100例以上行った実績がある。②過去4年間に術者として行った腹腔鏡下胃切除(幽門側、全摘、噴門側)の全合併症率(Clavien-Dindo分類Grade3以上)が5%以下である。の2つの条件を満たした術者が手術を行います。

費用について

前述の通り、ロボット支援下胃切除術は2018年4月1日より保険適用となりました。

手術を含む入院にかかる費用は、腹腔鏡下胃切除術と同等であり約150~200万円です(差額ベッド代は含まない費用です)。個々の患者さんで差があります。また、合併症などで入院期間が延びる場合は総医療費も高くなります。その場合の入院費用も各自の健康保険でお支払いいただくことになります(患者さんの状況に応じて上限が法的に決まっております)。