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抗がん剤治療



手術では取りきれない、遠隔転移を伴う病変(術後の再発を含む)に対しては抗がん剤治療を行います。根治的手術前にがんを小さくさせる目的や(術前化学療法 といいます)、根治的手術の後に再発予防として(術後補助化学療法といいます)、抗がん剤治療を行う場合もあります。
がんの状態、患者さん自身の全身状態により、さまざまな薬を単独または組み合わせて治療を行います。

手術では取りきれないと診断された場合でも、抗がん剤治療がよく効いた場合には根治的手術が可能になることもあります。この場合の手術は”Conversion手術”とよばれ、当科でも積極的に取り組んでいます。
胃がんの薬物療法に使う薬には、細胞障害性抗がん薬分子標的薬そして免疫チェックポイント阻害薬があります。それぞれのお薬の詳細に関しては、担当医に遠慮なくお問い合わせください。

1. 細胞障害性抗がん薬
  胃がんの治療では、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(TS-1:ティーエスワン)、カペシタビン、
  シスプラチン、オキサリプラチン、パクリタキセル、アブラキサン、イリノテカン、トリフルリジンなどが使われます。

2. 分子標的薬
  がん細胞の増殖などに関わる分子を標的とした薬を分子標的薬といいます。
  胃がんでは、HER2(ハーツ—)と呼ばれるタンパク質ががん細胞の増殖に関わっている場合があります。治療前に
  病理検査を行い、HER2というタンパク質が過剰発現している場合にはHER2タンパク質の働きを抑えるトラスツマブを
  細胞障害性抗がん薬と併用して使うことがあります。また、がん細胞の増殖に関わる別のタンパク質の働きを抑える
  ラムシルマブを使う場合もあります。

3. 免疫チェックポイント阻害薬
  がん細胞が免疫から逃れようと体内の免疫(T細胞など)にブレーキをかけるのを防いで、体内にもともとある免疫細胞の
  活性化を持続する薬です。ニボルマブ、ペンブロリズマブなどが用いられます。