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ホーム  > 消化管外科学分野  > 食道外科  > 診療内容  > 当科の特色のある診療

当科の特色のある診療

食道癌に対する一貫した最適な治療の提供

食道癌に関しては,診断から治療(手術,化学放射線療法,化学療法や集学的治療など)までのすべてを同一科で行なうため,診断や治療方針に関して内科側や外科側という偏りがない一貫した最適な治療を提供できる日本で有数の施設であります.

低侵襲を追求した縦隔鏡下食道切除術

我々のコンセプトは胸部操作時間の短縮であり,以前から呼吸器合併症を減らすため頸部・腹部操作を先行し胸部食道の剥離とその周囲のリンパ節を郭清(掃除)した後に胸部の残りの限られた部分のみを胸部操作で行うという手技を積極的に取り入れてきました.現在はそれより進化した胸部操作を行わずに頸部・腹部操作のみで手術を完遂する完全縦隔鏡下食道切除術を,進行度の低い表在癌に適応しつつあります.これにより術後肺炎などの呼吸器合併症の低減や術後の呼吸機能の低下の防止につながると期待しております.
しかし胸部のリンパ節郭清が難しい面から縦隔鏡下食道切除術は高度な技術を要する手術であり,限られた施設しか行えないデメリットもあります.そのため今後は学会主導で縦隔鏡手技の普及および成績の均てん化を期待するばかりです.

頚部食道癌に対する積極的な喉頭温存手術

頸部食道癌に関しては,音声機能をもつ喉頭が近くその温存が重要な課題となっています.気管や下咽頭への浸潤(その臓器に癌が及ぶこと)があっても,術前化学療法や化学放射線療法,ELPSなどの様々な治療方法を組み合わせる集学的治療により可能な限り喉頭温存を目標とし取り組んでいます.他の施設で喉頭温存が難しいと言われた方でも,当科では温存可能なこともありますので,是非一度ご相談ください.

歯学部・頭頸部科との連携

歯学部や頭頸部外科と連携し,口腔・咽喉頭癌患者に重複する食道癌のスクリーニングや,咽喉頭癌の内視鏡的治療を共同で行うなど他施設にはない特色がある診療科であります.

2016年 食道表在癌の内視鏡治療 106件(ESD75件、EMR15件、APC16件)
    頭頸部表在癌の内視鏡治療 65件 トータル171件の治療を行いました。

鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡手術

鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡下手術は傷が小さく疼痛が少ないこと,腹腔内から良好な視野のもとに治療が可能であることなどからメリットの多い術式であり,当科では二人のエキスパートが在籍しております.再発や巨大例などの困難症例に対しても積極的に腹腔鏡手術を行い良好な成績を得ています.