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口腔基礎工学分野

Basic Oral Health Engineering

口腔基礎工学分野は、工学と生物学の融合研究、基礎から臨床への橋渡し研究を通して、 口腔から全身の健康に寄与する分野です。教育面では、基礎分野から、専門分野、統合分野まで幅広く担当しており、人々の幸福に貢献するという目的に徹した医療人を育成します。


学部教育

 口腔保健学の科学的基礎となる人体の構造と機能の全般ならびにその疾患との関連について教授するとともに、人体への薬物の作用機序等について教授します。
 口腔保健工学概論とヘルスプロモーションでは、PBLテュートリアル形式の教育を行います。さらに、健康福祉、ヘルスプロモーションについての教育、Microsoft-Excelを用いた統計データの集計、統計解析、口腔衛生学専攻学生との合同口腔健康教育実習を行います。
 科学英語では、歯科英語専門用語について学び、英語の教科書を読んで理解すること、英論文を読み抄録を作成し、発表する形式で、歯科で用いられる英語について教授します。
 顎補綴工学、実習においては、顎口腔および顔面領域の欠損の病態と治療法、特に治療用装置の構造と製作法を教授し、実際に上顎顎義歯やエピテーゼを製作し指導を行います。
 歯冠修復工学応用演習・実習や、CAD/CAMシステム工学実習では、従来法の歯冠修復技術とともに最新の情報工学を駆使した歯科補綴装置製作の理論と実際への理解を深め、新たな技術開発への基礎力を培います。また、歯科技工士のものづくりにおける専門知識や技術を生かして、疾患により失われた機能回復を促し、患者のQOLの維持・向上に寄与するとともに、EBMを考慮した質の高い医療技術を提供できる能力を育成します。
 また、卒業研究では、専門での学びの集大成として、学生自らの関心を基に、研究テーマを設定し、研究計画の立案から実施までを行い、さらに得られたデータを整理分析して論文を作成するまでの一連の過程を体験することにより、研究の方法を学ぶとともに、研究への意欲を培う教育を行います。
 卒業製作では、4年間の集大成として学生自らが考え、製作する卒業作品の製作指導を行います。

口腔保健工学概論

口腔保健衛生学専攻と合同で、PBLテュートリアル形式により、口腔保健に関連する職種とチーム医療について学びます。

人体の構造と機能Ⅰ(1年後期)

全身の構造と機能ならびにその分子的基盤も含めて包括的に学ぶことにより、生命が営まれるメカニズムを分子レベルから個体レベルに至るまで理解する寡黙です。加えて、その機能の異常と疾患、各疾患に使用される薬物についても概要を学びます。

人体の構造と機能Ⅱ(2年前後期)

顎・顔面・口腔領域の組織、器官の構造と機能およびその発生と成長の過程について学ぶとともに、顎・顔面・口腔領域の疾患について学び、口腔と全身の構造と機能の関連について理解する科目です。
歯科技工では、歯の構造を熟知しその形態を再現する力が要求されます。そこで、本科目の講義で歯や歯列の形態を学びながら、並行して形態認識造形学実習等で歯の形態を正確に模刻する訓練を行い、歯科技工の基礎をなす知識と技術を身につけます。また、健康な食生活と高いQuality of Life (QOL) を維持するためには、顎・顔面・口腔領域の感覚・運動機能が健全であることが必須となりますので、これらの機能について実習を通してさらに理解を深めます。

ヘルスプロモーション

人々の健康増進のためにどうしたらいいかを考えていく科目です。高齢者や労働者の健康とコミュニティなどの健康福祉、コミュニケーションなどについて、PBL方式で学生自らが気になる点、調べたい点をあげて学習し、皆で話し合いながらグループ学習していきます。また、反転授業を取り入れ、口腔との関わりも含め、喫煙と健康について学習します。そのほか、エクセルによるアンケートやデータの解析などについて学びます。

科学英語Ⅱ

歯科で使われる英語について、英語の教科書や英論文を読みながら基本的な知識を理解します。

プロセスデバイス工学

プロセスデバイス工学の中で、3次元CAD/CAM/CAEについて講義します。プロセスデバイスおよびCAD/CAM/CAEの概論と、特に工業分野や医療分野で利用されている3次元データの取得、コンピュータによる3次元デザイン、解析、ラピッドプロトタイピング(3次元造形)について講義します。

歯冠修復工学応用演習・実習

各種クラウン・ブリッジを製作する実習の指導を行います。

顎補綴工学・実習

顎口腔および顔面の欠損の病態と治療法、特に治療用装置の構造と製作法を学ぶ学問です。
顎顔面補綴とは、「腫瘍・炎症・外傷・先天奇形などが原因で、顔面または顎骨とその周囲組織に生じた欠損部を非観血的に、あるいは手術との併用により、人工物で補填・修復し、失われた機能と形態の回復をはかること」です。そのため、欠損部位によってさまざまな顎補綴が必要になります。上顎顎義歯、下顎顎義歯、スピーチエイド、軟口蓋挙上装置、舌接触補助装置、エピテーゼなどです。そのほか、さまざまな治療に対する補助装置(放射線治療用、外科治療用、言語訓練用、開口訓練用補助装置など)を製作します。顎補綴の講義では、それぞれの治療用装置の構造、製作法、治療法について学び、実習では顎義歯やエピテーゼを製作します。

高齢者歯科工学

摂食嚥下障害など口腔機能障害の病態と、その機能訓練・回復治療法について学ぶ学問です。
摂食・嚥下障害の概要、摂食・嚥下のメカニズム、摂食・嚥下障害の評価法、治療の流れ、訓練法、栄養管理、治療法、機能訓練に用いられる装置の構造、製作法について学びます。

CAD/CAMシステム工学実習

歯科用CAD/CAMシステムの概要を学び、実際に一人1台のPCでCADソフトを用いて設計を行い、ミリング加工する実習を指導します。また、4年生が3年生に教えたり、4年生が歯学科学生に教えたりする実習を指導します。

卒業研究

3年生後期から、卒業研究の準備を行い、4年生の卒業研究の指導を行います。

卒業製作

4年生の卒業作品製作の指導を行います。

大学院教育

口腔保健工学特論の授業の中で、生物学と理工学の融合研究(X線やレーザーを用いた解析、歯科材料開発に必須な担体研究)や顎顔面補綴学(上顎欠損に対する上顎顎義歯、顔面欠損に対する顔面補綴、下顎・舌欠損に対する補綴装置)について講義を行います。また、顔面スキャナーや口腔内スキャナーについての実習指導を行います。
大学院修士課程学生に対して研究の指導を行います。

研究テーマ

1.プラーク忌避表面コート剤の開発
2.口腔細菌と全身健康との関連研究
3.非侵襲的な骨量増量方法の開発
4.3次元造形法によるエピテーゼ製作法の開発
5.顎顔面欠損による機能障害に関する治療についての研究
6.エピテーゼ材料の開発
7.「生活を支える医療」と歯科技工士のかかわり
8.コンピュータ・シミュレーション実習を活用した歯科技工士教育

スタッフおよび学生

教授青木 和広
准教授大木 明子
助教上條 真吾
日本学術振興会特別研究員Masud Khan