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統合研究機構武部貴則教授が第15回(平成30年度)日本学士院学術奨励賞を受賞されました

統合研究機構武部貴則教授が、第15回(平成30年度)日本学士院学術奨励賞を受賞されました。
この賞は、若手研究者を顕彰して今後の研究を奨励することを目的として、平成16年に創設されました。受賞者は、独立行政法人日本学術振興会の日本学術振興会賞[1]受賞者の中から選ばれます。

武部教授の受賞は「多能性幹細胞を用いたヒト器官原基による固形臓器の発生・再生研究」に関する研究業績が評価されたものです。
武部教授はAMED事業「再生医療実現拠点ネットワークプログラム」の支援を受け、ヒトiPS細胞由来の肝内胚葉細胞及び未分化な⾎管内⽪細胞と間葉系細胞を特別な条件下で共培養することにより、ミニ肝臓を誘導することに成功致しました。さらに、このミニ肝臓をマウス体内に移植したところ、⾎管のネットワークが再構成され、薬物代謝などの機能を持つ肝臓に成熟していくことを⾒出しました。これらにより、ヒト肝臓の原基(ミニ肝臓)をiPS細胞から誘導する⾰新的な細胞操作技術を確⽴し、さらに、このミニ肝臓を体内に移植することで肝疾患を治療するミニ臓器移植という新規治療概念を打ち出しました。

用語解説

[1]日本学術振興会賞:我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるため、人文学、社会科学及び自然科学の全分野を対象として、学術上特に優れた成果をあげている、創造性に富み優れた研究能力を有する45歳未満の若手研究者に授与されています。

研究者プロフィール

武部貴則 教授

2011年3月  横浜市立大学 医学部卒
2011年4月  横浜市立大学 臓器再生医学 助手
2012年4月  横浜市立大学 先端医科学研究センター 研究開発プロジェクトリーダー横浜市立大学 臓器再生医学 准教授
2013年11月 横浜市立大学 臓器再生医学 准教授
2014年1月  スタンフォード大学 幹細胞生物学研究所 客員准教授
2015年1月  シンシナティ小児病院 消化器部門/発生生物学部門・准教授
2016年11月 T‑CiRA Jointプログラム・研究責任者
2017年6月  シンシナティ小児病院 オルガノイドセンター・副センター長
2018年1月  横浜市立大学 先端医科学研究センター 教授(現在 特別教授)
2018年2月  東京医科歯科大学 統合研究機構 教授 (現在に至る)

関連リンク等

第15回(平成30年度) 日本学術振興会賞受賞者一覧:
https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/ichiran_15th.html

武部貴則 東京医科歯科大学教授が第15回(平成30年度)日本学士院学術奨励賞を受賞されました:
https://www.amed.go.jp/news/seika/jyusho/20190122.html

授賞式の様子