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トピックス/Topics

2023年

アルバートアインシュタイン医科大学の伊藤圭介先生が来訪・セミナー

5月10日にアルバートアインシュタイン医科大学准教授の伊藤圭介先生が来訪され、セミナーをしていただきました。造血幹細胞のin vitroおよびin vivoにおけるシングルセルの運命解析やミトコンドリア制御について興味深い議論がなされました。

タイ マヒドン大学 Nattawat Onlamoon先生が来訪

4月24日にマヒドン大学 Nattawat Onlamoon先生が来訪されました。

ジョイント・ディグリー・プログラムに関連した熱い議論が交わされました。

令和4年度学位記授与

3月16日、学生に修士の学位が授与されました。

神経チームの総説が Inflammation and Regeneration 誌に掲載

Taichi Kashiwagi, Yuuki Takazawa, Tetsushi Kagawa and Tetsuya Taga

 

Organization of self-advantageous niche by neural stem/progenitor cells during development via autocrine VEGF-A under hypoxia.

 

Inflammation and Regeneration, 43(1):8, 2023.

 

胎生期のマウス脳において血管が未発達な時期の低酸素環境下では、神経幹細胞が血管内皮細胞増殖因子(VEGF-A)を分泌し自らに作用させて自己複製を促進するという生存戦略によって脳の形成に寄与することをつきとめました。

 

2022年

癌チームの総説が Inflammation and Regeneration 誌に掲載

Wanqian Wang, Kouichi Tabu, Alapati Aimatijiang and Tetsuya Taga

 

Therapy-resistant nature of cancer stem cells in view of iron metabolism.

 

Inflammation and Regeneration, 42(1):34, 2022.

 

癌幹細胞の鉄代謝の観点から、がんの治療抵抗性とその克服に向けた治療戦略について総説にまとめました。

 

マヒドン大学とのジョイント・ディグリー・プログラム学生が配属

本学とマヒドン大学とのジョイント・ディグリー・プログラム国際連携医学系専攻の学生Tanakorn Tarapongpunが2023年10月1日付で当研究室に配属され18カ月間の予定で研究を開始しました。

癌チームの総説が Cells 誌に掲載

Yoshitaka Murota, Kouichi Tabu and Tetsuya Taga

 

Cancer Stem Cell-Associated Immune Microenvironment in Recurrent Glioblastomas.

 

Cells, 11(13):2054, 2022.

 

膠芽腫の再発に寄与する免疫微小環境の特性と、癌幹細胞による再発の仕組みを総説にまとめました。

 

令和3年度学位記授与

3月17日、Alapati Aimaitijiangさんに博士の学位が授与されました。

同日、学生に修士の学位が授与されました。

癌チームの Alapati Aimaitijiang 大学院生らの論文が Genes to Cells 誌に掲載

Alapati Aimaitijiang, Kouichi Tabu, Wenqian Wang, Ikuo Nobuhisa, and Tetsuya Taga.

 

Glioma cells remotely promote erythropoiesis as a self-expanding strategy of cancer stem cells.

 

Genes to Cells, 27(1): 25-42, 2022.

 

膠芽腫の癌細胞が末梢造血器官における赤血球産生を遠隔的に促進することで、癌幹細胞の自己増殖に必要な酸素や鉄を補給するという新たな再発機構を明らかにしました。

2021年

研究室員の異動

信久幾夫准教授が、中村学園大学栄養科学科に教授として異動されました。

技術補佐員の井上和子さんが、任期満了で退職されました。(3月31日付け)

長きにわたり大変お世話になりありがとうございました(信久)。

令和2年度学位記授与

3月17日、学生に修士の学位が授与されました。

 

SONY特別研究生が研究に参加

SONY特別研究生として吉田大峰さんが、2020年10月1日から2021年3月31日まで研究に参加しています。

癌チームの共著論文が Sci Rep. 誌に掲載

Suzuki I, Yoshida S, Tabu K, Kusunoki S, Matsumura Y, Izumi H, Asanoma K, Yagi H, Onoyama I, Sonoda K, Kohno K, Taga T, Takeda S, Kato K.

 

YBX2 and cancer testis antigen 45 contribute to stemness, chemoresistance and a high degree of malignancy in human endometrial cancer.

 

Sci. Rep., 11(1): 4220, 2021.

 

子宮体癌の薬剤耐性や悪性度などのがん幹細胞性における転写因子YBX2と癌精巣抗原CT45の役割を明らかにしました。

 

造血チームの総説が Journal of Cancer Prevention 誌に掲載

Anani M, Nobuhisa I, and Taga T.

 

Sry-related high mobility group box 17 functions as a tumor suppressor by antagonizing the Wingless-related integration site pathway.

 

Journal of Cancer Prevention, 25: 204-212, 2020.

 

転写因子Sox17の機能と、がんおよび胎生期の造血における役割について総説にまとめました。

 

2020年

京大 影山教授の講義/セミナー

2020年11月16日(月)に、本学非常勤講師の京都大学ウイルス・再生医学研究所の影山龍一郎教授にオンラインにより、「神経幹細胞制御における遺伝子発現動態の意義」という演題で大学院特別講義/難研セミナーをしていただきました。70名を超える参加者があり、熱心な議論が交わされました。

癌チームの総説が Inflammation and Regeneration 誌に掲載

Taga T and Tabu K.

 

Glioma progression and recurrence involving maintenance and expansion strategies of glioma stem cells by organizing self-advantageous niche microenvironments.

 

Inflammation and Regeneration, 40: 33, 2020.

 

椨助教らがポリマーmicroarray解析やオートスキジス様細胞死の観点から明らかにした、がん幹細胞が自らに有利なニッチ環境を構築するというグリオーマの進展・再発の仕組みを総説にまとめました。

 

第41回日本炎症・再生医学会 優秀演題賞

Melig Gerel大学院生が、2020年7月8,9日に開催された第41回日本炎症・再生医学会で行ったポスター発表について、優秀演題賞を受賞しました。

 

Melig G, Nobuhisa I, Kiyoka S, Tsukahara R, Itabashi A, Kanai Y, Kanai M, Taga T.

 

Role of the Rasip1 in the hematopoiesis of HSC-containing hematopoietic cluster cells in midgestation of mouse embryos.

 
 

造血チームの高橋聡美大学院生らの論文がDifferentiation誌に掲載

Takahashi S, Nobuhisa I, Saito K, Melig G, Itabashi A, Harada K, Osawa M, Endo TA, Iwama A, Taga T.

 

Sox17-mediated expression of adherent molecules is required for the maintenance of undifferentiated hematopoietic cluster formation in midgestation mouse embryos.

 

Differentiation, 115:53-61, 2020.

 

マウス胎生中期における大動脈内腔の造血幹細胞を含む未分化血球系細胞塊の形成と維持に、転写因子Sox17を介した接着分子の発現が必要であることを示しました。

 

癌チームの椨康一助教らの論文が Stem Cells誌に掲載

Tabu K, Liu W, Kosaku A, Terashima K, Murota Y, Aimaitijiang A, Nobuhisa I, Hide T, Taga T.

 

Glioma stem cell (GSC)-derived autoschizis-like products confer GSC niche properties involving M1-like tumor-associated macrophages.

 

Stem Cells, 38:921-935, 2020.

doi:10.1002/stem.3193

 

悪性脳腫瘍に生じる新しいプログラム細胞死を同定し、がん幹細胞の死産物が腫瘍促進性のマクロファージを誘導するという新たながん再発の仕組みを発見しました。

【 プレスリリース 】

令和元年度学位記授与

3月26日、学生に修士の学位が授与されました。

 
 

2019年

京大 沖田先生来訪

2019年11月8日(木)に、田賀研のOBである京都大学・iPS細胞研究所の沖田圭介講師をお招きして、「細胞移植医療へのiPS細胞の活用と問題」という演題で大学院特別講義をしていただきました。共用セミナー室に入りきれない程多くの参加者があり、iPS細胞作成、再生医療の現状、そしてiPS細胞ストックプロジェクトについて分かりやすく講義していただきました。

 

齋藤清香さん 留学

齋藤清香さんが、スウェーデン王国ルンド大学に留学しました(8月26日)。

 

都立戸山高校の研究所訪問

2019年8月21日(水)に、東京医科歯科大学の高大連携事業の一環として、連携校のひとつである都立戸山高校の来学にあたり、当分野の教員らが幹細胞に関する基礎的な理解を深めるミニレクチャーを行いました。また、合成ポリマーに接着した蛍光標識した癌幹細胞の観察、マウス胎仔の観察、遺伝子導入を施した未分化血液細胞の蛍光顕微鏡による観察、細胞の回収、蛍光抗体染色、セルソーターによる解析と分離について実習を行いました(写真)。

国際サマープログラム参加医学生の研究室訪問

2019年7月9日(火)および10日(水)に、第8回国際サマープログラム(ISP2019)に参加している、アメリカ、タイ王国、台湾の本学協定校の医学部学生が、研究室見学として当分野に来訪しました。田賀教授による幹細胞に関する基礎的な理解を深めるミニレクチャーの後、合成ポリマーに接着した蛍光標識した癌幹細胞の観察、マウス胎仔および未分化血液細胞の観察、細胞の回収、蛍光抗体染色、セルソーターによる解析と分離について実習を行いました(写真)。

田賀教授の還暦パーティー

田賀教授が還暦を迎えたことをお祝いするパーティーを誕生月の6月に行いました。

平成30年度学位記授与式

3月26日、齋藤清香さんに博士の学位が授与されました。

同日、5名の学生に修士の学位が授与されました。

 

2018年

東工大 近藤教授来訪

2018年11月8日(木)に、東京工業大学・生命理工院の近藤科江教授をお招きして、「in vivo 光イメージングを用いたがん攻略法の研究」という演題で大学院特別講義をしていただきました。共用セミナー室に多く参加者があり、イメージングの原理を分かりやすくご説明いただくと共に、低酸素誘導因子(HIF)を標的として用いて癌治療を行うという興味ある内容を講義していただきました。

 

室田吉貴君 送別会

室田吉貴君が、米国フロリダ大学医学部に留学しました(8月15日)。

大阪府立茨木高校の研究所訪問

2018年8月7日(火)に、大阪府立茨木高等学校の難治疾患研究所訪問の一環として、当分野の教員が幹細胞に関する基礎的な理解を深める授業と幹細胞を含む培養細胞の観察実習を行いました(写真)。

 

筑波大学附属高校との高大連携事業

2018年7月23日(月)に、東京医科歯科大学の高大連携事業の一環として、連携校のひとつ筑波大学附属高校の来学にあたり、当分野の教員らが幹細胞に関する基礎的な理解を深めるミニレクチャーを行いました。また、遺伝子導入を施した未分化血液細胞の蛍光顕微鏡による観察、細胞の回収と蛍光抗体染色、セルソーターによる解析と分離について実習を行いました(写真)。

ブラジルUniversidade Federal de Minas Gerais (UFMG)のTeixeira教授が来訪・セミナー

2018年6月22日(金)に、ブラジルUniversidade Federal de Minas Gerais (UFMG)から、Department of Biochemistry and Immunologyの教授Mauro Teixeira先生が来訪し、「- Inflammation and its resolution - mediators and relevance」の演題でセミナーをしました。

 

英国(スコットランド) エジンバラ大よりChambers先生らが来訪

2018年4月18日(水)に、英国(スコットランド)エジンバラ大学よりChamber先生、Burdon先生、Zhang先生、Ozkan先生が来訪し、研究室で私達の最近のデーターについてディスカッションをして有意義なコメントや助言を得ることができました。その後、神田明神を散策し、会食に出かけ、楽しい時間を過ごしました。

(エジンバラ大学 再生医学センターの写真はhttp://www.crm.ed.ac.uk/about-us/crm-buildingより)

造血チームの齋藤清香大学院生らの論文がExperimental Cell Research誌に掲載

Kiyoka Saito, Ikuo Nobuhisa, Kaho Harada, Satomi Takahashi, Maha Anani, Heiko Lickert, Masami Kanai-Azuma, Yoshiakira Kanai, Tetsuya Taga.

Maintenance of hematopoietic stem and progenitor cells in fetal intra-aortic hematopoietic clusters by the Sox17-Notch1-Hes1 axis. Exp. Cell Res., 365: 145-155, 2018.

 

マウス胎生中期の背側大動脈の内腔に出現する血液細胞塊は、個体発生期に最初に成体型造血幹細胞が存在することで注目されます。この細胞塊の維持に、Sox17-Notch1-Hes1経路が関与することを示しました。

平成29年度学位記授与式

3月22日、室田吉貴君に博士の学位が授与されました。

同日、2名の学生に修士の学位が授与されました。

京大 影山教授来訪

2018年2月1日(木)に、本学非常勤講師の京都大学ウイルス・再生医学研究所の影山龍一郎教授をお招きして、「神経幹細胞におけるダイナミックな遺伝子発現動態の解明と制御」という演題で大学院特別講義をしていただきました。大学院講義室1(58名収容)に多くの立ち見が出るほどの参加者があり、熱心な議論が交わされました。

 

2017年

筑波大学附属駒場高校との高大連携事業

2017年12月14日(木)に、東京医科歯科大学の高大連携事業の一環として、連携校のひとつ筑波大学附属駒場高校の来学にあたり、当分野の教員および大学院生が幹細胞に関する基礎的な理解を深めるミニレクチャーを行いました。その後、癌細胞株の位相差顕微鏡および蛍光顕微鏡による観察、接着培養系からの細胞の剥離・回収と細胞数計測、セルソーターによる癌幹細胞の検出と分離などについて実習を行いました。

東工大より留学生がインターンシッププログラムで研究に参加

東工大の留学生インターンシッププログラムとして近藤科江教授の研究室からポンスチャートモンコルさんが、2017年11月14日から1週間の予定で研究に参加しました。

 

メキシコ Universidad Nacional Autonoma De Mexico よりVelasco先生来訪

2017年11月9日(木)に、メキシコ Universidad Nacional Autonoma De Mexico の Ivan Velasco先生をお招きして、「Enhancing survival, maturation and axonal growth of stem cell-derived neurons」という演題で難研セミナー/難治疾患共同研究拠点セミナーをしていただきました。共用セミナー室1に本学のメキシコからの留学生マドリガルさんを含め多くの参加者がありました。また、初めて日本に来た娘さんと共に会食に出かけ、楽しい時間を過ごしました。

 

英国(スコットランド) エジンバラ大より共同研究者が来訪

2017年8月25日(金)に、幹細胞ニッチの解明について人工ポリマーを活用した共同研究を行っている英国(スコットランド)エジンバラ大学教授のBradley先生と大学院生のSchmidtさんが来訪し、研究室でお互いの研究の進捗状況と今後の計画についてディスカッションをしました。

 

夕方からは、湯島聖堂を散策しながらのTMDUの歴史の話、神田明神の狛犬や門前で飲んだ甘酒、浅草寺の香炉の煙など、来日が数十回のBradley教授にとって初めての経験が多かったようです。

 

大阪府立茨木高校の研究所訪問

2017年8月3日(木)に、大阪府立茨木高等学校の難治疾患研究所訪問の一環として、当分野の教員が幹細胞に関する基礎的な理解を深める授業と幹細胞を含む培養細胞の観察実習を行いました(写真)。

平成28年度学位記授与式

3月24日、王文茜さんが博士の学位を取得ました。

同日、2名の学生が修士の学位を取得し、進学・就職とそれぞれの道へ巣立ちました。

 

平成28年度 難治疾患研究所研究発表会および難治疾患研究所優秀論文賞

室田吉貴(大学院生)が、3月10日開催の平成28年度難治疾患研究所大学院生研究発表会で第二位を、椨康一(助教)が平成28年度難治疾患研究所優秀論文賞を、それぞれ受賞しました。

 
 

英国 Imperial Collegeより交換留学生としてWenqing Grace Yanさんが研究に参加

英国 Imperial Collegeより交換留学生としてWenqing Grace Yanさんが2月28日から3ヶ月間の予定で研究に参加しています。

造血チームの原田果歩大学院生らの論文がCytokine誌に掲載

Kaho Harada, Ikuo Nobuhisa, Maha Anani, Kiyoka Saito, Tetsuya Taga.

Thrombopoietin contributes to the formation and the maintenance of hematopoietic progenitor-containing cell clusters in the aorta-gonad-mesonephros region.

 

マウスの発生期に最初に造血幹細胞が生じる大動脈に接する血液細胞塊を構成する細胞の増殖および未分化性維持に、液性因子Thrombopoietinが重要な役割を果たすことを示しました。

癌チームのWang Wenquian大学院生、椨康一助教らの論文が Scientific Reports誌に掲載

Weiqian Wang, Kouichi Tabu, Yuichiro Hagiya, Yuta Sugiyama, Yasuyhiro Kokubu, Yoshitaka Murota, Shun-ichiro Ogura and Tetsuya Taga.

 

Enhancement of 5-aminolevulinic acid-based fluorescence detection of side population-defined glioma stem cells by iron chelation.

 

悪性神経膠腫の手術時に5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた光線力学診断が行われていますが、癌再発に深く関わる癌幹細胞がこの5-ALAによる検出を免れていることを見出しました。さらに既存の鉄キレート剤デフェロキサミンとの併用で癌幹細胞の検出も可能になることを示し、臨床診断学的に大きな示唆を与える論文となりました。

【 プレスリリース 】
【 国際プレスリリース (TMDU) 】
【 国際プレスリリース (EurekAlert!) 】

【 2017年2月8日付けの日刊工業新聞に掲載されました。】

新潟大学からの医学研究実習生が研究に参加

新潟大学医学部より医学研究実習生として中村奎太さんが1月上旬から約2ヶ月間研究に参加しました。

2016年

田賀研設立20周年記念パーティー

田賀教授が1996年9月1日に研究室を主宰(東京医科歯科大学教授就任)して20周年になるのを記念するパーティーを分子生物学会年会の会期中に横浜で開催しました。設立当初からのメンバーを含む30名の参加の他32名のお祝いメッセージが集まりました。

癌チームの室田吉貴大学院生らの論文がBMC Cancer誌に掲載

Yoshitaka Murota, Kouichi Tabu, and Tetsuya Taga.

Requirement of ABC transporter inhibition and Hoechst 33342 dye deprivation for the assessment of side population-defined C6 glioma stem cell metabolism using fluorescent probes.

 

癌幹細胞の代謝解析は癌の治療法開発において重要ですが、代謝解析用蛍光プローブを用いたその結果に干渉を及ぼす特性を癌幹細胞が有しており解析データの解釈に注意が必要であることを本研究で示し、癌幹細胞の代謝研究に一石を投じる論文となりました。

私立本郷高校との高大連携事業

2016年8月22日(月)に、東京医科歯科大学の高大連携事業の一環として、連携校のひとつ私立本郷高等学校の来学にあたり、当分野の教員が幹細胞に関する基礎的な理解を深める授業に加え、幹細胞を含む細胞培養の実験操作と蛍光顕微鏡観察およびセルソーターによる分析についての実習を行いました。

大阪府立茨木高校の研究所訪問

2016年8月3日(水)に、大阪府立茨木高等学校の難治疾患研究所訪問の一環として、当分野の教員が幹細胞に関する基礎的な理解を深める授業と幹細胞を含む培養細胞の観察実習を行いました(写真)。

平成27年度学位記授与式

國分康博君と須藤元輝君が博士の学位を取得し、それぞれ医薬基盤研究所、理化学研究所(BSI)に異動しました。

また、1名の学生が修士の学位を取得し就職しました。

第9回神経発生討論会・難治疾患共同研究拠点 共同学術集会「神経発生の基本原理を探る」を開催

難治疾患研究所「難治疾患共同研究拠点」事業と第9回神経発生討論会との共同学術集会として、2016年3月18日(金)と19日(土)に「神経発生の基本原理を探る」を開催しました。M&Dタワー2階鈴木章夫記念講堂と共用講義室2に参集した韓国からの研究者と大学院生を含む115名の参加者とともに内容の濃いディスカッションがなされました(写真)。

癌チームの椨康一助教らの論文が Stem Cells 誌のオンライン版に掲載 (1月29日付け)

【 プレスリリース 】

2015年

癌チームの椨康一助教らの論文がStem Cells誌にアクセプト

Kouichi Tabu, Nozomi Muramatsu, Christian Mangani, Mei Wu, Rong Zhang, Taichi Kimura, Kazuo Terashima, Norihisa Bizen, Ryosuke Kimura, Wenqian Wang, Yoshitaka Murota, Yasuhiro Kokubu, Ikuo Nobuhisa, Tetsushi Kagawa, Issay Kitabayashi, Mark Bradley and Tetsuya Taga.

A synthetic polymer scaffold reveals the self-maintenance strategies of rat glioma stem cells by organization of the advantageous niche. Stem Cells, in press. (12月2日付け)

癌チームの國分康博大学院生らの論文がGenes to Cells誌にアクセプト

Yasuhiro Kokubu, Kouichi Tabu, Wenqian Wang, Nozomi Muramatsu, Yoshitaka Murota, Ikuo Nobuhisa, Masahisa Jinushi, and Tetsuya Taga.

Induction of protumoral CD11c[high] macrophages by glioma cancer stem cells through GM-CSF. Genes to Cells, in press. (11月30日付け)

神経チームの須藤元輝大学院生らの論文がGenes to Cells誌にアクセプト

Genki Sudo, Tetsushi Kagawa, Yasuhiro Kokubu, Johji Inazawa, and Tetsuya Taga.

An increase of GFAP-positive astrocytes in histone demethylase GASC1/KDM4C/JMJD2C hypomorphic mutant mice. Genes to Cells, in press. (11月27日付け)

新潟大学からの医学研究実習生が研究に参加

新潟大学医学部より医学研究実習生として和田恵美さんが9月下旬から2ヶ月間研究に参加しました。

茨城県立水戸第一高校との高大連携事業

2015年8月6日(木)に、東京医科歯科大学の高大連携事業の一環として、連携校のひとつ茨城県立水戸第一高校の来学にあたり、当分野の教員が幹細胞に関する基礎的な理解を深める授業に加え、幹細胞を含む細胞培養の実験操作と蛍光顕微鏡観察およびセルソーターによる分析についての実習を行いました。

大阪府立茨木高校の研究所訪問

2015年8月3日(月)に、大阪府立茨木高等学校の難治疾患研究所訪問の一環として、当分野の教員が幹細胞に関する基礎的な理解を深める授業と幹細胞を含む培養細胞の観察実習を行いました。

澤本先生来訪

名古屋市立大学大学院医学研究科の澤本和延教授をお招きして、「脳に内在する再生機構」という演題で大学院特別講義をしていただきました。共用セミナー室1に多くの立ち見が出るほどの参加者があり、予定時刻を越えて熱心な質問がありました。

2015年 Development Growth & Differentiation誌 奨励賞

マハ アナニさんが、2015年 Development Growth & Differentiation誌 奨励賞を受賞し、6月4日つくば国際会議場で開催された第48回日本発生生物学会大会にて表彰されました。受賞対象となった論文の研究内容は以下の通りです。

 

マウス胚のAGM(大動脈・生殖原基・中腎領域)には、造血幹細胞が存在することが知られている。一方、これまでの研究で転写制御因子Sox17が胎仔期の造血幹細胞で発現し、また成体の骨髄造血前駆細胞で強制発現すると、長期間にわたり多系列の血液細胞分化を支持することが示されている。そういった背景のもとに、この論文ではSox17のマウス胚AGMの造血前駆細胞での機能を示している。Sox17を過剰発現したAGMの造血前駆細胞をマウスに移植すると、移植細胞に由来する骨髄球系共通前駆細胞(CMP)の顕著な増加が見られる。また同様の細胞を培養すると、CMPおよび顆粒球・マクロファージ前駆細胞(GMP)の性質を示す細胞が得られる。そしてこれらの細胞は、自己複製的に増殖し、その性質を保ったまま数回の継代が可能で、また血液細胞の分化に係わるいくつかの遺伝子の発現がSox17を過剰発現させていない同様な細胞に比べ上昇している。さらに半流動培地中でミックスタイプのコロニー形成をすることから、複数の異なる血液細胞系列に分化する能力を持っていることがわかる。これらの結果からSox17はAGMの骨髄球系前駆細胞の維持と分化の制御に係わっていることが示唆される。このようにこの論文では、Sox17の胎仔造血前駆細胞での機能を、過剰発現細胞のマウスへの移植および培養実験での増殖、分化能に対する効果を示す詳細な解析データとともに明確に示していてDGD奨励賞にふさわしい論文と判断できる。

鹿川哲史准教授 送別会

鹿川哲史准教授が、生理学研究所 研究力強化戦略室に特任教授として異動しました(4月1日付)。

平成26年度学位記授与式

4名の学生が修士の学位を取得し進学・就職とそれぞれの道へ巣立ちました。

2014年

平成26年度9月学位記授与式

マハ アナニさんが博士の学位を取得し、エジプトに帰国されました。

椨康一特任助教 送別会

椨康一特任助教が、難治疾患研究所 低酸素生物学研究室に助教として異動しました。

造血チームの論文 (Sox17 as a candidate regulator of myeloid restricted differentiation potential) が Dev. Growth Differ. 誌に掲載

平成25年度学位記授与式

備前典久君が博士の学位を取得し、新潟大学に移動しました。

また、3名の学生が修士の学位を取得し進学・就職とそれぞれの道へ巣立ちました。

造血チームの論文 (Sox17-mediated maintenance of fetal intra-aortic hematopoietic cell clusters) が Mol. Cell. Biol. 誌に掲載

【 プレスリリース 】

【 2014年4月24日付けの化学工業日報に掲載されました。】

【 2014年4月25日付けのマイナビニュースに掲載されました。】

【 2014年5月30日付けの日経産業新聞に掲載されました。】

 

平成25年度難治疾患研究所優秀論文賞

備前典久(特任助教)が「A growth-promoting signaling component cyclin D1 in neural stem cells has anti-astrogliogenic function to execute self-renewal. Stem Cells, 32:1602-1615, 2014」で、平成25年度難治疾患研究所優秀論文賞を受賞しました。

神経チームの論文 (A growth-promoting signaling component cyclin D1 in neural stem cells has anti-astrogliogenic function to execute self-renewal) が Stem Cells 誌に掲載

【 プレスリリース 】

【 2014年1月6日付けの化学工業日報に掲載されました。】

【 2014年1月16日付けの日経産業新聞に掲載されました。】

 

2013年

戸口田先生来訪

京都大学再生医学研究所/iPS細胞研究所の戸口田淳也教授をお招きして、大学院特別講義をしていただきました。

平成24年度学位記授与式

1名の学生が修士の学位を取得し就職しました。

英国 Imperial Collegeより交換留学生としてAnkur Khajuriaさんが研究に参加

英国 Imperial Collegeより交換留学生としてAnkur Khajuriaさんが3ヶ月間の予定で研究に参加しています。

2012年

平成23年度学位記授与式

3名の学生が修士の学位を取得し、進学・就職とそれぞれの道へ巣立ちました。

タイ Kon Kaen大学より外国人研究者として Pra-Yong Pokpongさん、英国 Imperial Collegeより交換留学生としてGeorgina Phillipsさんが研究に参加

タイ Kon Kaen大学より外国人研究者として Pra-Yong Pokpongさんが半年間、英国 Imperial Collegeより交換留学生としてGeorgina Phillipsさんが2ヶ月間の予定で研究に参加しています。

造血チームの論文 (CD45lowc-Kithigh cells have hematopoietic property in the mouse aorta-gonad-mesonephros region) が Exp. Cell Res.誌に掲載

 

2011年

癌幹細胞に関する研究プロジェクトが日経産業新聞に掲載

当分野は、正常神経幹細胞や、癌幹細胞がそれぞれ生体内で存在し多分化能を維持したまま自己複製する至適微小環境(ニッチ)を解明する研究を行っています。ニッチの解明へのアプローチとして、エジンバラ大学のBradley教授らと、化学合成したポリマーを用いた人工ニッチの探索を実施しています(図)。その中で、癌幹細胞のニッチ解明プロジェクトが、2011年11月1日付けの日経産業新聞に掲載されました(写真)。

シンポジウム「器官発生の分子機構解明と疾患克服への基盤的理解」を開催

難治疾患研究所「難治疾患共同研究拠点」事業による研究集会として、2011年10月21日(金)に、当分野と熊本大学発生医学研究所との共同開催により、シンポジウム「器官発生の分子機構解明と疾患克服への基盤的理解」を開催しました(ポスター)。M&Dタワー2階共用講義室に参集した約100名の参加者とともに内容の濃いディスカッションがなされました(写真)。

平成23年度がん若手研究者ワークショップベストポスター賞

椨康一博士(学振PD)が、新学術領域研究「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動」

平成23年度がん若手研究者ワークショップ(2011.8.31~9.1, アートランドホテル蓼科)において、

ベストポスター賞を受賞しました。

県立千葉高校への出張授業

2011年6月17日(金)に、千葉県立千葉高等学校と東京医科歯科大学の高大連携事業に一環として、当分野の教員が千葉高等学校における出張授業と、組織標本観察実習を担当しました。同校の第1学年約200名を対象に、約40名ずつ5回、幹細胞に関する基礎的な理解を深める授業と、神経幹細胞および分化した神経細胞群を顕微鏡で観察する実習を行いました(写真)。

2010年

研究室がM&Dタワーへ移動

2010年1月末に、湯島地区・3号館より、M&Dタワー(医歯学総合研究棟・II期棟)・24階に移動しました。