幹細胞医学分野の研究内容
Department of Stem Cell Biology
《私たちの研究》 |
生体を構築する多くの組織の恒常性維持において、幹細胞システムが大きな役割を果たしています。 本研究分野では、幹細胞システムの動作原理の解明とその破綻によりおこる病態研究を中心として 生体組織の再生、老化、がん化の仕組みを理解し、臨床に応用すべく研究を行っています。 特に、マウスやヒトの皮膚の幹細胞システムをモデルとして、幹細胞およびニッチ細胞の同定、 幹細胞周囲の微小環境(ニッチ)が幹細胞運命を制御する仕組みとその分子基盤の解明、幹細胞 システムがさまざまなゲノム損傷ストレスや加齢に抗して幹細胞プールを保持し組織の恒常性を維持 する仕組みの解明に取り組んでいます。幹細胞医学という新しい研究領域を開拓しながら、再生医療や抗老化戦略、 がん根治療法へと応用することを目指しています。 |