メッセージ

女性研究者支援モデル育成事業3年目の展開について

平成20年度に採択されました「女性研究者への革新的支援」事業は、文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成事業」として展開し、3年目(最終年)を迎えました。昨年度末より教養部にもご参画いただき、本年度は当初より全学を対象とした事業展開となっております。本事業では、初年度より女性研究者支援室が設置され、企画・実務の推進役として本事業を支えていただいてまいりましたが、昨年度に引き続き、全ての部門メンバーから構成される女性研究者支援対策会議を組織し、女性研究者支援室と女性研究者支援対策会議で女性研究者支援協議会を形成し、両者の有機的な連携・協力のもとで、多様性のある女性研究者が最大限の力を発揮できる職場環境を構築すべく、活動を行なってまいります。雇用・勤務形態・評価事業、在宅研究事業、研究補助員配備事業、保育に関する事業、交流会、ロールモデル研修、キャリアカウンセリングなどのキャリア支援事業、意識改革事業、性差医学を基盤とした研究・啓発事業、広報事業などの事業を実施し、各事業のリーダーは本学メンバーが務めてまいります。


本年度は、3年間での成果を踏まえ、来年度以降の継続的実施を実現すべく、その橋渡しをしなければなりません。本年度よりスタートいたしました第2期中期目標・計画の中で、女性研究者の継続的研究を支援するためのシステム構築が掲げられており、本事業がその基盤としての役割を果すべく、本年度の事業を展開していく所存です。


女性研究者支援モデル育成事業 統括責任者
副学長 谷口 尚

女性研究者支援モデル育成事業3年目の展開について

平成20年度に採択されました「女性研究者への革新的支援」事業は、3年目(最終年)を迎えました。


昨年度末には、すべての組織を含む全学体制になりました。本事業や支援室も次第に認知度が上がり、男女共同参画、ワーク・ライフ・バランスといった言葉も耳になじんできました。


シンポジウム、交流会、ロールモデル講習の開催や、育児中の女性を支える研究支援員配備や派遣型病児保育の試みが行われ、平成22年4月に学内に「わくわく保育園」が誕生したことは、本学にとって大きな変化でした。母性保護に関する施策をまとめた「ワーク&ライフガイドブック」の刊行、学際的な性差医学・医療セミナーや各種の調査や広報活動も意識改革に繋がりました。


最終年度を迎え、本事業をいかに定着させていくかが課題になります。皆様と協力して、当初の目的を全うしたいと考えています。


女性研究者支援モデル育成事業
女性研究者支援室 特任教授 荒木葉子

ロゴマーク

東京医科歯科大学女性研究者支援室【ANGEL OFFICE】Tokyo Medical  and Dental University Activation of Gender Equity/Gender Medicine and Enrichment of Life


男女が平等な立場で能力を活かし、性差を意識した医学を推進し、全ての人々の生活そして命を豊かにしたい。
XとYの染色体が織りなす不思議な命を、科学的に追求し、育てていくというイメージのロゴをつくりました。

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