グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




大腸・肛門外科

大腸・肛門外科 診療日

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
午前-小林---
午後-小林---

大腸疾患

大腸の病気と低侵襲治療

大腸の病気には大きく分けて良性の病気と悪性の病気があります。

基本的に良性と悪性の違いは、転移をする可能性があるかどうかです。従来はすべての病気に対して、開腹手術といって、お腹を大きく切開して手術を行っていました。しかしながら、1991年に本邦において大腸癌に対する腹腔鏡下手術が施行されて以来、大腸疾患に対する腹腔鏡下手術が徐々に普及しています。

低侵襲医歯学研究センターでは、大腸の病気の根治を目指しつつ、可能な限り低侵襲な治療を行ってまいります。ただし、以前に手術歴があり、お腹の中の癒着が高度な場合や、他の状況によっては開腹手術の方が安全に施行でき、患者さんにメリットがあると考えられる場合もあります。その患者さんに最適な治療法を患者さんと話し合いの上、決定してまいります。

大腸の病気に関する低侵襲治療についてご相談がある方や大腸疾患に対する低侵襲治療の希望がある方は、火曜日外科外来にて小林が診察を行っております。当院は高度な医療を提供する「特定機能病院」として厚生労働省から承認されており、原則として他の医療機関からの 「紹介状」が必要となりますが、紹介状がない場合でも受診できます。ただし、その場合には、初診の際に診療費とは別に 5,250円(自費)をお支払いいただくことになります。

良性疾患

大腸において手術の適応となる良性疾患には

1.病気ができている場所や大きさのために、内視鏡的治療が行えない大腸ポリープ(大腸腺腫等)
2.大腸憩室炎や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)

などがあります。

良性疾患で腸管切除などの手術が必要な場合には、基本的には腹腔鏡下手術の適応となります。また、クローン病などで小腸に狭窄があり手術の適応となる場合にも、腹腔鏡下手術で行う場合があります。ただし、炎症性腸疾患の病状によって緊急手術が必要な場合には、開腹手術が選択される場合もあります。

悪性疾患(大腸がん)

悪性疾患の代表は大腸癌です。大腸癌は悪性疾患による死亡原因としては、女性では第1位、男性では第4位です。大腸癌の手術の原則は腸管を切除するだけではなく、転移する可能性が高い領域リンパ節も郭清することです。大腸癌の手術では広い範囲のリンパ節を切除する必要があり、従来は大きな傷が必要でした。しかしながら現在では腹腔鏡下手術を用いることで、小さい傷ながら開腹手術と同じ内容の手術が可能となりました。一例として、S状結腸癌に対する傷の大きさの違いをお示しします。開腹手術では20cm程度の傷が必要ですが、腹腔鏡下手術では早期癌の場合などは一番大きな傷でも4-5cm程度で手術が可能です(傷の大きさは病気の大きさや患者さんの肥満度によって変わります)。

早期癌については基本的に腹腔鏡下手術での治療が可能です。

進行癌についてもある程度の大きさまでは腹腔鏡下手術での治療が可能です。腹腔鏡下手術の際にも、最終的には切除した病気をお腹の外へと取り出さなくてはなりません。前述しましたように、病気が大きければ取り出す傷口も大きくなります。腹腔鏡下手術のメリットは傷が小さくて済むことですので、大きな病気を取り出すために、その傷口が大きくなってしまうような症例では、腹腔鏡下手術のメリットが生かせないことになりますので、開腹手術の適応となります。また、病気が他の臓器に浸潤しているような、かなり進行した大腸癌も開腹手術の適応となります。

低侵襲な治療を目指していますが、病気を安全に治すことが最大の目的です。その患者さんに合ったベストな治療法を常に考えながら治療に当たらせていただきます。