診療科・センター・部門

材料部には滅菌管理部門と物品管理部門があります。滅菌管理部門では手術器械などを洗浄・消毒し、器械の機能性や形状を検査します。そして、器械に適した方法で細菌やウイルス等を死滅させる滅菌処理を行い各部署へ供給しています。
物品管理部門では医療材料を適材適所、安全かつ効率的に運用できるよう供給管理しています。

トレーサビリティシステムを構築し、各材料を管理運用しています。
手術器械ではIC タグや2 次元シンボルを用いて準備履歴と使用履歴を厳密に管理しています。これにより患者さんに使用する個々の器械がどのように準備され使用されたかを詳細に把握することができます。また、器械のリコールの際に迅速な対応が可能であり、供給する器械の安全性の向上を図っています。
医療材料ではRFID シールを発行し、どのロット番号の製品がどの患者さんに、いつ使用されたかを記録し、患者さんごとに安全に、適正に使用されるように管理しています。

滅菌管理業務では様々な評価機器を用いた手術器械の洗浄評価や滅菌評価を実施して、高水準な洗浄の質および滅菌の質を確保するとともに、拡大鏡を用いた器械単体の精密検査を重点的に行い、供給する手術器械の質の向上に努めています。

材料部業務は高度な技術と安全管理・感染対策への高い意識が必要です。当院材料部では滅菌業務ならびに管理運用方法の研究とともに教育や講演を積極的に行い、他病院も含めた医療サービスの質の向上を図っています。