
泌尿器科の検査について
PSA検査
PSAとはProstate Specific Antigen(前立腺特異抗原)の略で前立腺がんの腫瘍マーカーです。PSAは前立腺に特異的であるため、他のがんで上昇することはありません。一般的に4.0ng/ml未満が基準値とされ、4.0ng/ml以上が異常値、すなわち、がんの可能性ありとされています。また年齢別の基準値(例:64歳以下0.0-3.0ng/ml、65-69歳0.0-3.5ng/ml、70歳以上0.0-4.0ng/ml)が採用されていることもあります。
ただし、PSAは前立腺肥大症や前立腺炎のような良性疾患でも上昇し、加齢によっても上昇することが知られています。したがって4.0mg/ml以上であっても、がんの疑いが強いとは一概には言えず、PSA値4.0-10.0ng/mlのグレーゾーンのときに前立腺生検によってがんが見つかる確率(陽性率)は、およそ25~30%と言われています。ただし4.0ng/ml未満であっても、がんが検出されることがあります。
前立腺がんの確定診断は前立腺生検のみで行われます。前立腺生検を行うかどうかは、これまでのPSA値の推移、直腸診検査や超音波検査、MRI検査の所見や、その人の年齢や家族歴なども考慮したうえで、専門医によって総合的に判断されます。最近では、特にMRI検査の重要性が高まっています。そのため、同じPSA値であっても、前立腺生検を勧められる場合もあれば、そうでない場合もあります。
また、PSAには前立腺がんの治療効果を判定するためのマーカーとしての役割があります。前立腺がんの治療中は定期的なPSAのチェックを行います。


