
泌尿器科の疾患と治療
尿道炎
尿道炎では、どのような症状が出ますか?
尿道炎にかかると尿道の痒み、排尿時の痛み、尿道からの膿の流出がみられます。
尿道炎は、主として淋菌によるもの(淋病)とクラミジアによるものとに分けられます。淋菌性の方が強い症状が見られます。クラミジア性尿道炎の症状は、通常軽く、無症状で経過する場合もあります。二つの感染が合併していることもあります。
尿道炎はどうしてなるのですか?
性交渉で感染して起こります。淋菌性尿道炎は性風俗店で、クラミジア性尿道炎は一般女性からうつることが多いという統計もあります。通常、性交渉をもってから症状がでるまでの期間は、淋菌性尿道炎では3~7日、クラミジアでは1~2週間です。
淋菌は口の中に感染しても無症状のことがあり、最近風俗店でのオーラルセックスでの感染者が増えています。
尿道炎にはどんな治療をするのですか?
淋菌性の場合は、抗生物質の注射、クラミジア性の場合は、抗生物質の内服が標準的治療となります。最近は、薬剤が効きにくい淋菌が増えており、特に大都市の歓楽街でその傾向が強いようです。治療を始めてから3~5日ぐらいで症状が軽快しますが、その後も必ず通院することが大切です。
性パートナー(女性側)も病院にいったほうがよいですか?
女性は感染しても無症状のことが多く、気がつかないことも少なくありません。
一方が治っても相手に再度感染させたり、自分が感染するといった「ピンポン感染」を引き起こす心配があります。女性の場合は、腹膜炎や不妊症の原因となる場合もあるので、婦人科の受診が必要です。
文責:山下


