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最先端の技術で、「安全」「体への負担軽減」を実現する「ミニマム創内視鏡下手術」

泌尿器科の疾患と治療

尿失禁

尿失禁について教えてください。

尿失禁とは、自分が排尿をしようと思っていないときに尿がでてくる状態をいいます。

日常生活のうえで不快や不自由をもたらし、生活の質を低下させます。女性の3、4人に1人が尿失禁を経験していると言われ、加齢や病気による尿失禁は男性にも多く認めます。人に相談しにくいため、ある程度の年齢になると仕方がないと医療機関を受診しない方も多いのですが、実際には、治療のできる病気です。

咳やくしゃみで尿が漏れます。理由を教えて下さい。

腹圧性尿失禁という病態で、中年女性に多くみられます。くしゃみ、せき、重いものを持ったとき、ぱっと立ち上がった時、大笑いをしたときなど、おなかに力がかかった時に尿が漏れるのが特徴です。女性では、膀胱や尿道を支える骨盤底の筋肉が、加齢、肥満、出産により緩み易いためです。男性では前立腺癌に対する前立腺全摘除術後に、このような状態が残ってしまうこともあります。

トイレに行こうとして間に合わずに尿が漏れます。理由を教えて下さい。

切迫性尿失禁という病態です。切迫した尿意が現われ、トイレまで堪えることができずに尿が出てしまう状態です。男女ともに認められますが、男性の場合は前立腺肥大症に引き続いておこる場合が少なくありません。脳梗塞や脊髄の病気などで神経が障害された場合(神経因性膀胱)にも切迫性尿失禁が出現します。この尿失禁は、「尿をためる。」という脳からの命令が膀胱までうまく伝わらずに、膀胱が無抑制に収縮し、尿道括約筋が緩んでしまうために生じます。

また、尿路結石や稀には膀胱がんなどの疾患がみつかることもあります。

腹圧性尿失禁の治療について教えて下さい。

軽症であれば、骨盤底筋体操と薬物療法が考慮されます。この体操は骨盤底筋をトレーニングすることによって強くします。おなかや太ももに力を入れさせないようにして、感覚としては膣周囲の筋肉や肛門括約筋を中へ引き込むようにして収縮させます。10秒間筋肉の収縮を持続させ、10秒間弛緩させるようなトレーニングを1日に100回ほど行います。切迫性尿失禁にも有効です。薬物療法としては、尿道の圧を高める作用のある薬のほか、後述の抗コリン剤を使用することもあります。

中等症から重症例では手術療法も適応となります。膣と大腿の付け根に小切開をおき、尿道をテープで支えるTOT手術が広く行われています。男性では、前立腺全摘除術後などの尿失禁に対して先進医療である人工尿道括約筋手術などを考慮します。

切迫性尿失禁の治療について教えて下さい。

薬物療法が治療の中心になります。抗コリン剤という膀胱平滑筋を緩ませる薬を使用することで、膀胱の容量が増加し尿は漏れにくくなります。副作用はのどの渇き、便秘などがありますが、重大な副作用は少なく、高い効果が望める薬です。また、膀胱訓練は膀胱の容量を増やすためのトレーニングで、切迫性尿失禁に対して行われます。例えば、1時間半くらい我慢できる患者さんでは、目標を2時間に設定し出来るだけ尿を我慢します。根気よく継続することにより、膀胱の容量が増えます。

膀胱瘤もあるといわれたのですが。

尿失禁に膀胱瘤が合併する場合には、当科ではまず膀胱瘤の治療(TVM手術)を優先させ、その後も尿失禁が残存すれば尿失禁に対して二期的なTOT手術を考慮します

文責:増田・横山

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