
泌尿器科の疾患と治療
膀胱炎
膀胱炎とはどんな病気ですか?
大腸菌などの細菌が尿道の出口から膀胱に侵入して繁殖し炎症を起こしたものを膀胱炎といいます。女性に非常に多い病気です。
どうして女性に多いのでしょうか?
男性に比べ女性の尿道は短く、肛門の近くにあります。そのためトイレの後おしりを拭くときや性交のときなどに肛門周囲にいる大腸菌などが尿道から膀胱に入りやすいのです。
どのような症状があるのでしょうか?
おしっこをするときに痛い(特に排尿の終わりの痛みや違和感)、トイレが近い、尿が濁る、が3大症状です。他におしっこをした後もまだ溜まっている感じがする、尿に血が混じる(血尿)などがあります。通常発熱はありません。発熱がある場合には腎盂腎炎や前立腺炎などの疑いがあります。
検査はどのようなことを行うのでしょうか?
問診と尿検査が中心です。
上記のような症状があり、尿中に細菌、白血球を認められれば膀胱炎と診断されます。中間尿(出始めの尿を捨てる→尿検査の項参照)で検査をすることが大切です。尿を培養して炎症を起こした細菌を決定します。
治療は何をするのでしょうか?
抗生剤の内服です。通常は3日程度でほとんど軽快します。
治療しても、何度も再発するのでしょうか?
女性は膀胱炎にかかりやすいため治療しても再発は起こることがあります。しかし水分を多めに取り尿をガマンしない、外陰部をきれいに保つ、性交直後に排尿をするといった生活上の注意により膀胱炎にかかりにくくすることは可能です。
それでも再発を頻回に繰り返し治りにくい場合には膀胱に結石や腫瘍といった病気が隠れていたり、使用中の抗生剤が効かない菌がいたりする可能性があります。より詳しい検査を行うため泌尿器専門医への受診を御勧めします。
文責:高橋


