呼吸器内科の歴史は、当院第一内科および第二内科の呼吸器内科グループに始まります。 第一内科と第二内科に呼吸器診療グループがありましたが、日常の診療から既に非常に結びつきが深く、病棟回診などは合同で行っていました。 2000年の内科臓器別診療科の創設に先立ち、呼吸器科は1998年2月1日独立しました。 その当時第一内科助教授、呼吸器グループ長であった吉澤靖之先生が呼吸器科教授に就任、呼吸器科長として新しい科の指導にあたることになりました。 その2年後に内科全体が臓器別に9つの内科に細分化されるにあたり、吉澤教授は、大学院医歯学総合研究科教授 (当時の分野名; 老年病総合臨床医学分野 → 現在の分野名; 統合呼吸器病学分野) および呼吸器内科科長に就任されました。 吉澤先生のご努力により、教室員一丸となり間質性肺炎から肺癌、気管支喘息、COPD、感染所、睡眠時無呼吸症の臨床および研究を行いました。 教室員も150名近くまで増え大所帯となりました。 吉澤先生は定年のため2009年3月31日で退官され、2009年11月より当院呼吸器内科の講師稲瀬直彦先生が第2代教授として就任されました。

 科学的な視点を持ちながら患者の苦しみに共感し臨床のできる医師を数多く輩出することが我々の教室の使命と考え、間質性肺炎 (肺線維症、過敏性肺炎など)、肺癌、気管支喘息、肺気腫、肺炎、睡眠時無呼吸症候群など呼吸器疾患のすべてにわたり、最先端の診断治療を行っています。

 研究面では、臨床研究体制は各連携病院と共同 (呼吸器内科として計800床以上) で感染症、間質性肺炎、閉塞性肺疾患と呼吸不全、肺癌の各班を立ち上げて、臨床データとして信頼性の高い前向き研究を行いそれぞれの所属学会に発表してきています。 基礎的研究の体制では間質性肺炎、肺癌、気管支喘息、肺気腫、肺炎、睡眠時無呼吸症候群の病態解明に主力を注ぎ、国際的な一流誌に発表し、医療に貢献して行きたいと考えております。

(文責 宮崎泰成)




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