呼吸器内科では肺に生じる病気を診察します。 当科では肺癌、胸膜中皮腫、びまん性肺疾患 (間質性肺炎など)、閉塞性肺疾患、気管支喘息、気胸、感染性肺炎、気管支炎、睡眠時無呼吸症候群等、呼吸器疾患全般の診察をおこないますが、特に間質性肺疾患 (肺線維症、慢性過敏性肺炎) についての診断治療は世界のトップクラスであると自負しています。
サルコイドーシスおよび睡眠時無呼吸症候群に関しては、専門外来を開設し各科との連携を取りながら診断治療にあたっております。
◆ サルコイドーシス:
眼科、
皮膚科、 循環器内科、
病因・病理学分野
◆ 睡眠時無呼吸症候群:
内分泌科、
循環器科、
歯科、
快眠センター
呼吸器内科で行われる主な診断方法および各疾患についての解説は別ページを参照されてください。
当科を受診希望される患者様は多く、患者様には大変申し訳ないのですが待ち時間が長くなる場合がありますのでご了承下さい。
また当院は特定機能病院であるため、受診するためには原則として他院からの紹介状が必要です。特定機能病院の役割を十分に果たすため、診断が確定し病状が安定した場合は紹介元や最寄りの医療機関に紹介転院していただくことを原則としております。
(文責 角 勇樹)
種検査法のメリット (利益) およびデメリット (副作用) をご理解下さい。
*医療面接
呼吸器の病気は生活環境や症状の出方 「いつから、どんなきっかけで症状が出現しそれはどれくらい続いたか、どうしたら症状が楽になるか、その際に一緒に出たほかの症状はないか、その後どんなときにどれくらいの頻度で症状があり、現在まで症状に変化があるかどうか」 が診断治療の大きな参考になります。
以下の項目について詳しくお聞きします。
| 主訴: | 主たる訴え、症状。 |
| 現病歴: | 発症のきっかけから現在に至るまでの経過。 |
| 既往歴: | これまでにかかったことがある病気、けが。手術歴や輸血歴、アレルギーの有無。 |
| 薬剤歴: | 現在服用中の薬、健康食品など。薬剤で副作用を起こしたことがあるか。 |
| 家族歴: | 配偶者や血縁者がかかったことがある病気。 |
| 生活歴: | 喫煙、飲酒習慣、羽毛布団使用の有無など。 |
| 動物飼育歴: | アレルギー疾患や人畜共通感染症を考慮するうえで必要となる。 |
| 職業歴: | これまでに経験した職業。アスベストや粉塵暴露の有無。 |
| 渡航歴: | 最近の(特に外国への)旅行の有無。その土地に特有の感染症などを疑うきっかけになる。 |
*視診、触診
目で観察し、体に触れて診療します。
診察室へ入るときの歩き方、表情、顔色、体格、栄養状態、皮膚の色・つや、皮疹の有無、腫れ、変形、リンパ節腫脹の有無、呼吸状態などを判断します。
*聴診
聴診器を使って呼吸音、心音を聴きます。
*打診
手を使って胸部を叩き、反射音を聴きます。
*各種検査
・ 検痰
・ 肺機能検査
・ 胸部単純X線
・ 胸部 CT
・ MRI 検査
・
FDG-PET/CT

PET とは、Positron Emission Tomography ( 陽電子放出断層撮影 ) の略です。
当院では FDG-PET/CT といって腫瘍の存在と広がりを行われる検査を行うことができます。癌細胞は正常細胞より多くのブドウ糖を取り込みます。ブドウ糖に放射性物質をつけた 18F-フルオロデオキシグルコース ( 18F-FDG ) を注射すると癌にたくさん集まり、そこから出る放射線をPET装置で体の外から検出すると癌を画像で診断できます。PET では臓器の生理的機能情報を得られますが形態情報が少ないため、異常集積部位を同定しにくいという弱点があります。また CT では形態情報を持つものの、病変部の活動性の有無についての判断が困難であるという弱点があります。それぞれの不得意な部分を補い精度を高めるために、これまで PET と CT を組み合わせて検査して、画像を重ね合わせて診断しています。通常の CT とは目的および撮影方法が異なりますので、通常の CT の代用はできません。
PET/CT 検査の費用は約8万円で、初診料もしくは再診料が加算されると約12万円です。そのため医療費3割負担の患者様には約2万4千円〜3万円の費用がかかります。
詳しくは以下のホームページを参照されてください。
社団法人 日本アイソトープ協会
日本核医学協会
・ 気管支鏡
・ 胸水穿刺
・ CT ガイド下肺生検
・ 胸腔鏡下肺生検