コスタリカ住血線虫 - ドミニカ
****************************************

Date: Thu, 12 Jun 1997 18:02:22 -0700
From: George Lavelle
Organization: Ross Univ.

カリブ(ドミニカ共和国)に住むひとりのアメリカ人の学生が,激しい腸の出血のために,最近アメリカに送還された。出血部位の腸を切除するための手術が行われ,組織学的にコスタリカ住血線虫と確認された。

われわれの知る限り,アメリカ人の学生としては今回の症例がコスタリカ住血線虫と確認された最初の例である。ドミニカ島における住血線虫症の発生率は不明である。感染源としては,レタスなどのその土地で栽培されている緑色野菜や輸入野菜が考えられる。

食物由来の寄生虫の感染源としてすでに知られている,他のカリブ海の島々における病気の罹患率が診断の助けになるかもしれない。血清診断は有用であろうか?


George C. Lavelle, Ph.D.
Ross University School of Medicine
Portsmouth, Commonwealth of Dominica, West Indies
GLavelle@webdom.rossmed.edu.dm