トリパノソーマ病−アンゴラ,赤道アフリカ
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Date: Fri, 20 Jun 1997 16:27:01 -0400
From: Hacsi Horvath (varmint@well.com)
Source: Media reports, 10 June 1997

トリパノソーマ病(睡眠病)は赤道アフリカの関心事になった。

1996年アンゴラでは,Mbanza-Kongo(ザイール州)でトリパノーソマ病による死亡が100人に達した。この年の第1四半期だけでも同州で25人が死亡した。それが同州と接するUigeとKwanza-Norteに広がるかもしれない恐れは,ドイツの資金によって編成された11人からなるトリパノソーマ病撲滅チームの展開によって幾分かは減少した模様である。

6月10日に行われた,ナイロビにある国際的な医療チームの係官の発表によると,コンゴやスーダン南部,ウガンダ北部での罹患率が25%にも上っているので,ケニヤでも本症に罹患するリスクがあるとのこである。

また,本症の媒介動物であるツェツェバエの数が現在エチオピアでも非常に増えていると報告されている。


Hasci Horvath
ProMED-mail Special Correspondent
varmint@well.com