土着マラリア - ブラジル
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Date: Tue, 17 Jun 1997 13:47:41 -0700
From: cpossas (cpossas@dcc001.cict.fiocruz.br)

3件の新しい土着マラリア症例が今年,リオデジャネイロ州で報告された。 第1の症例は2月にLumiar, Friburgoの地区(海岸沿いの山間に位置している)でみられた。

他の2例は,リオ市に住み,週末をMarica地区のItaipuacuのビーチで過ごしたことのある二人の男性が5月に発症した。

三日熱マラリア原虫がいずれの症例でも確認された。ひとりの患者は適切な診断もなされないまま,マラリアの症状が40日間も続いていた。内科医にマラリアの経験が不足していたことが治療の遅れた原因である。

マラリアは1968年以来リオから根絶されていた。National Health Foundationの係官は,同地区で27匹のアノフェレス属の蚊を捕獲したが,いずれもaquasalisであった。


C. Possas
Oswaldo Cruz Foundation
Rio de Janeiro, Brazil
(cpossas@dcc001.cict.fiocruz.br)