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ペインクリニック


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 ペインクリニック概要
ペインクリニックでは、神経ブロック治療を主体とした痛みの治療をおこなっています。

施設
 外来診察室1室、処置室1室、診療ベッド3台。特診療内容によっては、レントゲン透視室、中央手術室も使用します。
 入院病棟への往診もおこっています。

神経ブロックの様子(透視室)

外来担当者
 外来の担当者は変更になることもございます。ご了承下さい。
月曜日
火曜日
水曜日
木曜日
金曜日
大畑めぐみ
(休診)
大畑めぐみ
(休診)
大畑めぐみ
 常勤のペインクリニック専門医が、麻酔科専属看護師とともに診療にあたります。常勤麻酔科医師、非常勤ペインクニック専門医とともに診療をおこなうことがあります。
 診療は完全予約制としております。急なご来院には対応致しかねますのでご了承ください。

 受診時のご注意
当院院内他科からのご紹介により、診療させていただいております。
まずは、痛みの部位や原因などに関連した診療科にご相談ください。

また、当科の診療により治療内容が定常化した段階で、患者さんとご相談しながら紹介元の診療科や患者さんの近隣のペインクリニックなどに、治療の継続をご依頼させていただきます。



 主な対象疾患
 主に癌性疼痛、帯状疱疹の神経痛など有痛疾患を対象としています。
 慢性疼痛につきましても、セカンドオピニオンにてご相談をお受けしています。手術の後の創や帯状疱疹の皮膚症状が完治しても痛みが遷延している、慢性疾患に伴う症状のコントロールがつきにくくなっているなど、お困りのことがございましたらご相談ください。

 主な治療
 神経ブロックを主体とした治療を行います。
 治療する部位により、エコーや透視装置を併用しながら、対応する神経の近傍に治療薬を投与します。局所麻酔薬そのものの効果は数時間ですが、持続的な炎症や痛みによって、痛みの連鎖や増強を来している場合には、一時的に痛みをブロックするだけでより長期的な効果が得られることがあります。治療は何度か繰り返して施行することもあります。

硬膜外ブロック(胸部・腰部・仙骨部)
 痛みのある部位を支配している神経が、脊髄から枝分かれして硬膜の外側にできた場所(硬膜外腔)で神経の周囲に局所麻酔薬やステロイドを投与し、病変部の痛みを和らげます。長期管理が必要な入院患者さんには背部にカテーテルを留置することもあります。

神経根ブロック
 神経因性疼痛に対して、神経が脊髄から枝分かれして背骨の外に出た場所(神経根)に局所麻酔薬やステロイドを投与し、痛みを和らげます。神経に穿刺する際に放散痛を認めることがあります。薬剤の投与だけでは長期効果が期待しにくい場合は、パルスサーモ法、高周波熱凝固法を併用することもあります。

三叉神経ブロック
 三叉神経痛の部位により、眼窩上神経ブロック、眼窩下神経ブロック、おとがい神経ブロックを行います。病変部によっては、透視下で神経ブロックを行います。入院治療が必要となることもあります。

腹部の神経叢ブロック
 癌性疼痛の患者さんには、痛みの部位により、腹腔神経叢ブロック、下腸間膜神経叢ブロック、上下腹神経叢ブロックなどを行います。透視下に背部よりブロック針を刺入し、造影剤で目的の部位に針先があることを確認して、局所麻酔薬やアルコールを投与します。

その他の治療
 痛みの性状によっては、筋膜性疼痛に対してトリガーポイントブロックや鍼灸治療、頭部や上肢の痛みに対して星状神経節へのスーパーライザー照射などの治療を併用することもあります。鍼灸治療については、鍼灸院をご紹介することもあります。
 当科初診時に、すでに痛み止めの薬が処方されている患者さんがほとんどですが、他の薬や漢方薬を追加処方したり、調整をご提案することもあります。
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