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世界に開かれた切磋琢磨の機会

ロンドン・インペリアルカレッジでの研究体験コース

本学医学部は「国際的視野を有する医学のリーダーの育成」を教育目標に掲げています。
そのため米国ハーバード大学との提携に続いて、英国インペリアルカレッジ(Imperial College, London, UK)医学部とも双方向性の提携を行いました。

インペリアルカレッジとは

英国内での全大学ランキングでは3位(時に2位あるいは4位のこともある)に位置しており、オックスフォード・ケンブリッジに続く優良大学グループのトップにあると自他ともに認める存在です。過去には14名のノーベル賞受賞者(ペニシリン発見者のフレミングも含まれる)と 2名のフィールズ賞受賞者がいる、英国内の多くの大学の中で数少ない研究志向の強い大学です。

Sir Alexander Fleming Building

この提携で実現するもの
☆本学の学生にとって
4年生後期にインペリアルカレッジに留学し、BSc (Bachelor of Science) Courseに参加できます(5ヶ月、平成17年3名、同18年4名)。

インペリアルカレッジの学生との交流会

インペリアルカレッジ BSc Courseとは

学生時代に医学研究を実体験し、医科学への興味と理解を深めるための医学研究体験コースです。
目標は以下の通りです。
(1) 一流の研究者に直接接しながら研究に携わることで、医学研究のおもしろさ・重要性を体得する。
(2) 医学専門領域のより深い理解を通じて、教科書に書いてあるほど生命現象が単純ではないことを知る。
(3) 研究遂行に必要な知識・技術を習得する。
(4) 自己学習能力を開発する。
(5) 卒後の基礎研究・臨床研究への展望が開ける。

本学に留学中の学生☆インペリアルカレッジの学生にとって
BSc Course(上記)の一部として、本学で12週間、研究に従事することができるほか、本学学生との交流の機会も設けています。毎年2月から5月まで、3名の学生が本学に留学します(平成17年3名、平成18年4名)。




ハーバード大学教育病院における臨床実習

東京医科歯科大学医学部医学科はハーバード・メディカル・インターナショナル(Harvard Medical International: HMI)の提携の一環として、平成16年4月からハーバード大学医学部における学生臨床実習を実施することになりました。
http://www.tmd.ac.jp/TMDU_overview/harvard.htm

ハーバード大学における臨床実習(Clinical Clerkship):

ハーバード大学医学部は1782年に設立され、現在8000名の教官、650名の医学生と17の関連病院を抱える、文字通り世界の研究、臨床、教育をリードする医科大学です。Clerkshipは医学部3年生から始まり、Massachusetts General Hospital, Beth Israel Deaconess Medical Center,Brigham and Women’s Hospital, Children’s Hospitalなどで、内科、外科、小児科、産婦人科、精神科などのCore Clerkshipを行い、またClerkship Elective Courseで興味のある領域の臨床実習を受けます。

本学の学生:
英語のエッセイ、米国人医師によるインタビュー、米国厚木クリニックでのエクスターンシップなどのトレーニングを経て、平成16年度は4名、平成17年度は6名、平成18年度は7名の学生が参加しました。平成19年度は8名の学生が参加します。学生は、ハーバード大学カリキュラムの豊富な選択コースの中から3つを選択し、6年生の4月から12週間、ハーバード大学教育病院にて臨床実習を行います。

ハーバード大学教育病院における臨床実習に向けての準備:

1. Language and Philosophy of Western Medicine(LPWM)コース

本学医学英語教官であるDr. Niall Jeffersonと横須賀米国海軍病院(US Naval Hospital Yokosuka)での臨床医であるDr.William Groffの2名を講師として迎え、隔週水曜日18:00-19:30にLPWMコースを開催しています。授業はインタラクティブな形式で、医療面接、鑑別診断、臨床的判断、症例提示などをアメリカ臨床医学に則して学んでいます。対象は医学部3年生以降ですが、1, 2年生の参加も歓迎しています。さらに学生の間で自主的なUSMLE step1勉強会が主催され、自主学習が行われています。

2. 医学英語コース

正規授業としての医学英語コースも平成17年4月より,1年次から4年次までのシラバスを一新し、講師陣にも豪州・英国の臨床外科医であるDr. Niall Jeffersonが本学医学英語教官として着任し、横須賀米国海軍病院(US Naval Hospital Yokosuka)での臨床医であるDr.William Groff、医学英語の講師経験が豊富なMs. Sharon Vardi, Mr. Mathew Trengoveの4名の講師によって基礎医学、臨床医学の実際に則した形で実践されます。

Clerkship Electiveとは?

The Harvard Medical School Exchange Clerkship Programは海外の学業成績優秀な医学生に開かれた有料のプログラムで、書類選考、電話での面接などを経て、臨床現場で英語に不自由することなく診療、討論、提示を行えるかどうかが審査されます。選ばれた学生は、4週間を1つのコースとして最大3つのコースまでを選択することができます。ハーバードの学生と同じ扱いとして対応を受けます。選択できるコースは数百に渡り、極めて多彩です。本学で選考された学生は、4週間のコースを3つ選択し、実習を行うことができます。このClerkshipは医学部6年生の正規の臨床実習単位として認められます。

Clerkshipの今後について

ハーバード大学教育病院のClerkshipに参加した学生は、その経験に基づき東京医科歯科大学医学部教育に反映するよう提言をすることが期待されています。参加学生のフィードバックを受けながら、学内のClerkshipもより良いものにしていく予定です。現在学生の参加枠は6名ですが、今後順次拡大していくことを予定しています。

教育研修会

カリキュラム改革を実現するため、2002年6月、12月、2004年2月及び2005年5月に医学科教職員をのべ35名、ハーバード大学に派遣し、各々7〜10日間、同大学の医学教育の現場を見た上で、導入可能なものを調査しました。
また、毎年2〜3回、新しい教育技法を周知するため教官研修会を開催しています。

2006年9月ハーバード研修会