グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 硬組織薬理学分野  > 業績  > 2013年以前の業績  > 2012年の業績(年報版)

2012年の業績(年報版)

2012年(1~12月)

教授大谷啓一
准教授青木和広
助教田村幸彦
技術職員高橋真理子
特別研究員(学振)小松紀子
外国人特別研究員(PD)Chrisman Neil Roshan Alexander ALLES(~11月)
共同研究員前田美紀(~5月)
研究協力者永野健一(~12月)
藤木健吾(部分床補綴学) (~10月)
友松伸允(顎顔面外科) (4月~)
清水康広(咬合機能矯正学)(4月~)
大学院生佐藤俊三
Md. Abdulla Al Masud KHAN (GCOE Advanced Super Student)
Md. Abdullah Al MAMUN
木村敦(顎口腔外科学)
加藤玄樹
鈴木奈月(部分床義歯補綴学(11月~)
菅森泰隆(4月~)
川崎真希理 (~3月)

(1)教育

教育方針または主要な教育テーマ

薬理学は薬と病気のかかわりに科学的な方法で接近し、薬物の作用の内面を知ろうとする学問である。薬理学の背景には解剖学、生理学、生化学、微生物学、病理学などがあり、これらの科目を包括した総合的な基礎学科目である。さらに歯科臨床における薬物療法の基盤となる知識を得るという観点から、歯科臨床科目とも密接な関連を有している。

薬理学の教育目標は、基本的、代表的な薬物の薬理作用、作用機序、代謝、副作用、臨床応用などについて系統的な知識を修得させる。また、臨床講義や臨床実習の現場において多数の薬物に遭遇しても知識を応用できるような薬理学的基盤を与えることを目的とする。さらに歯科臨床において専用的に使用される薬物についてその特殊性を勘案して解説し理解させる。薬理実習を通じて薬物作用の解析と生物学的検定法の実際を経験させ、実験科学としての薬理学の研究手法に関して学ぶことも重要である。

歯学科4年次モジュール歯科医療基礎
ユニット薬理概説(薬理Ⅰ)
神経系と薬物(薬理Ⅱ)
感染の予防および治療薬、麻酔薬、組織の損傷・炎症・治癒過程と薬物(薬理Ⅲ)
内科的疾患とその治療薬(薬理Ⅳ)
3年次モジュール課題統合セミナー
ユニット骨のバイオロジー
口腔保健学科2, 3年次薬理学・薬剤学
大学院医歯学総合研究科博士硬組織の実験薬理学大谷啓一、青木和広、田村幸彦、野中希一
修士薬理学大谷啓一、青木和広

(2)研究

主要な研究テーマ

本教室では硬組織の生理および薬理を主テーマとして研究を行っているが、特に下記に記す項目について重点的に検索を進めている。

1. 歯、骨の形成・吸収機構の薬理学的解析

2. 硬組織形成および吸収細胞の分化に及ぼす薬物作用

3. 硬組織疾患治療薬の新規創薬標的の同定

4. 硬組織再生療法のトランスレーショナルリサーチ

5. 口腔組織に発現する薬物副作用の解析

(3)研究業績

[原著]

1. Hayashi N, Tamura Y, Kusumoto Y, Shimokawa H, Aoki K, Ohya K, YamazakiT, Shinozuka O. Gingival overgrowth induced by phenytoin-study of the human gingival overgrowth tissues and clonal gingival cells-. Disability and Oral Health 33, 16-25, 2012
2. Seo Y, Fukushima H, Maruyama T, Kuroishi KN, Osawa K, Nagana K, Aoki K, Wejh F, Doi T, Zhang M, Ohya K, Katagiri T, Hosokawa R, Jimi E. Accumulation of p100, a precursor of NF-kB2, enhances osteoblastic differentiation in vitro and bone formation in vivo in aly/aly mice. Mol Endocrinol 26, 414-422, 2012
3. Aoki K, Alles N, Soysa N, Ohya K. Peptide-based delivery to bone. Advanced Drug Delivery Reviews 64, 1220-1238, 2012
4. Nakachi H, Aoki K, Tomomatsu N, Alles N, Nagano K, Yamashiro M, Zhang H, Merali R, Greene M.I, Ohya K, Amagasa T. A structural modulator of tumor necrosis factor type 1 receptor promotes bone formation under lipopolysaccharide-induced inflammation in a murine tooth extraction model. European J Pharmacology 679, 132–138, 2012
5. Soysa N.S, Alles N, Aoki K, Ohya K. Osteoclast formation and differentiation: An overview. J Med Dent Sci 59, 65-74, 2012
6. Muguruma M, Ahhmed A.M, Kawahara A, Kusumegi K, Hishinuma T, Ohya K, Nakamura T. A combination of soybean and skimmed milk reduces osteoporosis in rats. J Functional Foods 4, 810-818, 2012
7. Oue E, Lee J-W, Sakamoto K, Iimura T, Aoki K, Kayamori K, Michi Y, Yamashiro M, Harada K, Amagasa T, Yamaguchi A. CXCL2 synthesized by oral squamous cell carcinoma is involved in cancer-associated bone destruction. Biochemical and Biophysical Research Communications 424, 456-461, 2012
8. Furuta H, Osawa K, Shin M, Ishikawa A, Matsuo K, Khan M, Aoki K, Ohya K, Okamoto M, Tominaga K, Takahashi T, Nakahashi O, Jimi E. Selective inhibition of NF-kB suppresses bone invasion by oral squamous cell carcinoma in vivo. Int J Cancer 131 E625–E635, 2012


[書誌]
1. 青木和広、大谷啓一.TNFペプチドアンタゴニストによる骨吸収抑制作用『ペプチド医療の最前線』((株)シーエムシー出版)65-73, 2012
2. 大谷啓一、青木和広、田村幸彦.現代歯科薬理学 第5版(医歯薬出版), 2012

[学会]

1. 青木和広、中地浩之、Alles N、永野健一、Khan M、友松伸允、Murali R、Zhang H、山城正司、Greene M.I、田村幸彦、大谷啓一.An antagonist of tumor necrosis factor-α stimulates bone formation under the lipopolysaccharide-induced inflammation in a murine tooth extraction model(TNF-α阻害剤はLPSによる炎症下で骨形成を促進する-マウス抜歯窩モデルにおける検討) 第85回日本薬理学会年会 2012年3月14日~16日 京都
2. 藤木健吾、青木和広、鈴木奈月、大谷啓一、五十嵐順正、若林則幸.マウス顎骨のローカルストレインが破骨細胞の出現と骨吸収に及ぼす影響 日本補綴歯科学会第121回学術大会 2012年5月26日~27日 横浜
3. Khan M, Alles N, Mamun A, Nagano K, Ohya K, Aoki K. RANKL-Mediated Bone Formation By TNF-alpha Antagonist Peptide IADR GENERAL SESSION June 18-23 2012 Iguacu Falls BRAZIL
4. 青木和広、田村幸彦、大谷啓一.マウス抜歯モデルを用いた骨形成評価法‐骨吸収抑制作用のある薬剤の骨形成促進効果の検討‐ 第32回日本歯科薬物療法学会 2012年6月30日~7月1日 大阪
5. 植野芳和、長谷川望、伊藤大輔、東野良治、植野順子、坂野智三、阿部俊輔、大谷啓一、青木和広. 口腔内装置作成依頼を受けた患者における閉塞性睡眠時無呼吸症候群のリスクファクターの性差について 日本睡眠学会第37回定期学術集会 2012年6月28日~30日 横浜
6. 永井香絵、大澤賢次、福島秀文、保田尚孝、田村幸彦、青木和広、大谷啓一、加藤茂明、牧憲司、仲村一郎、自見英治郎.p130Casは破骨細胞の機能発現に関与する 第30回日本骨代謝学会学術集会 2012年7月19日~21日 東京
7. 古屋優里子、吉原裕、カーン・マスード、青木和広、大谷啓一、内田浩二、保田尚孝.骨形成ペプチドW9の作用メカニズム解析 第30回日本骨代謝学会学術集会 2012年7月19日~21日 東京
8. 永井香絵、福島秀文、大澤賢次、田村幸彦、青木和広、大谷啓一、中村仁美、牧憲司、自見英治郎. p130Casは破骨細胞の機能発現に重要な役割をもつ 第54回歯科基礎医学会学術大会 2012年9月14日~16日 郡山
9. 庄井香、青木和広、大谷啓一、下川仁彌太. 埋伏過剰歯の幹細胞の特性について 第54回歯科基礎医学会学術大会 2012年9月14日~16日 郡山
10. Mamun A、Khan M、Alles N、田村幸彦、大谷啓一、青木和広. BMP誘導骨再生におけるゼラチンのペプチド担体としての有用性 第54回歯科基礎医学会学術大会 2012年9月14日~16日 郡山
11. 中村仁美、Alles N、青木和広、増田渉、福島秀文、大谷啓一、牧憲司、自見英治郎. NF-κB1の欠損は非荷重による骨量減少を抑制する 第54回歯科基礎医学会学術大会 2012年9月14日~16日 郡山
12. 大澤賢次、福島秀文、Alles N、青木和広、張皿、大谷啓一、自見英治郎. NF-κB2のp100のプロセシングは骨代謝において重要である 第54回歯科基礎医学会学術大会 2012年9月14日~16日 郡山
13. 平田-土屋志津、福島秀文、片桐岳信、諸冨孝彦、青木和広、永野健一、大谷啓一、寺下正道、自見英治郎. NF-κB p65はSmad4と結合することでBMP2による骨芽細胞分化を抑制する 第54回歯科基礎医学会学術大会 2012年9月14日~16日 郡山
14. Alles N, Soysa N.S, Khan M, Mamun A, Furuya Y, Yasuda H, Ohya K, Aoki K. Bone Resorption Inhibitory peptide Repairs Critical Size Defect on Calvariae in Mice ASBMR2012 2012年10月12日~15日 Minneapolis USA
15. Furuya Y, Khan M, Inagaki A, Mori K, Aoki K, Ohya K, Uchida K, Yasuda H. Mechanism Analysis of a Novel Bone Anabolic Peptide ASBMR2012 2012年10月12日~15日 Minneapolis USA
16. 植野芳和、長谷川望、伊藤大輔、東野良治、植野順子、坂野智三、阿部俊輔、佐々木好幸、大谷啓一、青木和広.OA作成依頼を受けた患者における閉塞性睡眠時無呼吸症候群のリスクマーカーの性差について 第11回日本睡眠歯科学会 2012年11月11日 東京
17. 和達礼子、大谷啓一、須田英明.歯痛に対する非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の鎮痛効果―標準的評価方法の検討― 第77回口腔病学会学術大会 2012年11月30日~12月1日 東京
18. Khan M, Alles N, Mamun A, Nakamura M, Furuya Y, Yasuda H, Udagawa N, Ohya K, Aoki K. TNF-α Antagonist Peptide Increases Ectopic Bone Formation under RANKL-Dependent Mechanism 66thJADR 2012年12月14日~15日 新潟

[研究助成金]

科学研究費補助金
基盤研究B:「抗炎症、骨増加作用を併せ持つTNF拮抗薬開発と歯周疾患への応用」
代表 大谷啓一 分担 青木和広、高橋真理子
基盤研究B:「臨床体験型コンピュータシミュレーション教材の標準化と医歯学融合教育での教育効果」
分担 大谷啓一
基盤研究B:「NF-kBの非古典的経路による骨代謝機構の分子基盤の解明と骨再生への応用」
分担 青木和広
挑戦的萌芽研究:「骨形成活性を有する新規ペプチドの創生:ペプチドのRANKL結合部位の同定」
代表 青木和広
外国人特別研究員奨励費:「多糖体ナノゲルを用いたTNF-a 拮抗薬輸送による骨形成促進作用の検討」
代表 大谷啓一  分担 Alles N.

[その他]

<受賞>
1. 藤木健吾.マウス顎骨のローカルストレインが破骨細胞の出現と骨吸収に及ぼす影響 日本補綴歯科学会第121回学術大会課題口演優秀賞 2012年5月27日
2. 永野健一.薬力学研究会研究助成 2012年


<講演など>
1. 青木和広、大谷啓一.特別講演「骨疾患を標的とするペプチド製剤の開発動向」 第32回日本骨形態計測学会 2012年6月7日~9日 大阪

<特許>
1. 河野悠介、藤田秀司、奥本真理、中江崇、鈴木秀明、前田美紀、大谷啓一、青木和広.新規な架橋構造を含むTNFレセプターループペプチドの模倣ペプチドを用いた医薬組成物 PCT/JP2012/054899 WO2012/121058 AI
出願日2012年2月28日、公開日2012年9月13日