教育概要


・学部教育

 3年生の免疫検査学講義と免疫検査学実習が主な担当科目である。
 本学の学生は、臨床検査や実験をマニュアルに忠実に実施できることのみを目指すのではなく、その先を目指して将来は新しい臨床検査法の開発や、関連領域の独創的な研究にも取り組んで欲しい。そのために、免疫学の基本を体系的に理解し、免疫学的実験法の基礎を身につけることを第一の目標として教育している。その上で、各種免疫検査法の手技と臨床的意義を学ぶことを第二の目標として教育している。
 以上の他、卒業研究、臨地実習、総合講義、医学科の内科学、看護学専攻の内科学などに関わっている。新しい教科書の編集やe-learning教材の開発などにも取り組んでいる。



・大学院教育

 大学院では、各科目の講義やセミナーに出席して広く科学的な教養を身につけることが大切である。同時に自分の研究テーマに関しては、まず研究に必要な英語の文献などの情報を収集し、理解し、整理することを学ばなければならない。その上で、具体的な実験計画を立て、失敗を繰り返しながらも考えたり、調べたり、相談したりしながら研究を進めて行く。データが得られたら、それらの統計処理をしたり、人前でプレゼンしたり、学会で発表したり、論文を作製したりする。これらの過程を一通り体験しながら、将来は自分一人で研究を遂行できるような力を身につけて欲しいと思って教育している。