教育概要


学部教育

 臨床血液検査学を担当する。血球の産生機構・形態・機能、止血・凝固線溶機構、代表的な血液疾患の病態生理や臨床像の講義とともに基本的な血液検査の実習を行っている。
 その他、研究の進め方や論文のまとめ方など研究報告の基本を学ぶ特論(卒業研究)並びに血液検査の実地の実習として医学部附属病院検査部、血液検査機器会社において臨地実習が実施されている。なお、以上の講義、実習は医学部付属病院血液検査部、血液内科の協力の下に行われている。


大学院教育概要

 従来、病理検査学、血液検査学が、形態検査学としてまとまっていたが、2001年4月からの大学院部局化により、血液部門が分離した。
 本科目では、血液学的・分子生物学的手法を駆使し、疾患の早期診断、治療・予防、病態解析に貢献するような血液検査、分子・遺伝子検査の応用力を身につける。研究内容は、必ず英語論文にまとめ、その成果を世界に発信できるように指導する。
 具体的な教育内容は、
1) 疾病、特に血液疾患の成因、病態を深く追求、理解し、疾病の本態を考察する。
2) 病因、病態の分子・遺伝子レベルでの解明や診断に役立つ血液学的検査法、分子生物学的実験技法の理論や技術を習得する。 
3) 血液病学、血液検査学領域における研究の動向や方法を習得する。
4)国内外の学会及び主要国際学術誌に血液病学、血液検査学に関連する研究を発表し、自立して研究できるように、かつ国際的学際的研究のリーダーとしての能力を習得する。
5) 医療に携わる上での倫理や対人スキルを修得するための公開講座や文化活動へ参加する。



社会活動等

1. 小山高敏:日本内科学会認定内科専門医,指導医(1991年―)
2. 小山高敏:日本血液学会専門医,指導医(1992年―)
3. 小山高敏:日本血液学会 評議員(1999年―)
4. 小山高敏:日本血栓止血学会 評議員(2000年―)
5. 小山高敏:日本検査血液学会 評議員(2000年―)、認定血液検査技師制度委員会審議会委員(2001年―)
6. 小山高敏:大学院保健衛生学研究科生体検査科学専攻主催体験型公開講座の企画・運営(2003年―)