本学プログラム責任者 本田 彰子からメッセージ ~災害看護グローバルリーダー養成プログラム~

 東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科は、平成13年に保健医療系としては日本初の大学院重点化大学となり、その後10余年にわたりグローバルな場で活躍できる研究者・教育者・高度実践者の育成をすすめてまいりました。この流れを発展させ、平成26年度に、国公私立5大学共同教育課程「共同災害看護学専攻」を開設、同時に「総合保健看護学専攻」を5年一貫制博士課程「看護先進科学専攻」といたしました。
 「共同災害看護学専攻」は、平成24年度「博士課程教育リーディングプログラム」の採択を受け、高知県立大学を主幹に、東京医科歯科大学、兵庫県立大学、千葉大学、日本赤十字看護大学の国内外の災害看護学を牽引してきた5大学が共同して、世界に通じる災害看護グローバルリーダーを養成するため開設されました。教育はカリキュラム、教授陣ともに5大学が共同して進めて参りますが、各大学の独自性と特徴に基づいても展開されています。
 共同災害看護学専攻は開設初年度より毎年2倍程度の入学志願者がおり、現在3学年で7名の学生が学んでいます。5大学総勢30名の学生が、学ぶ場所を異としながらも、同じ内容の学習を進めています。TV会議システムを使用しての遠隔講義、LMS(Learning Management System)による主体的学習の支援、高性能シミュレーターやSimViewを使用した遠隔シミュレーション演習など、多様な技術を生かした教育を実施し、学習効果を上げております。講義や演習による学習にとどまらず、国際学会への参加、海外の災害看護関連領域の第一人者からの指導等、学習の場を発展させているところです。
 本プログラムは実践家リーダーを養成するものですので、実際に被災現場での活動も含まれます。最近では熊本地震の被災地での発災直後の活動が上げられますが、東日本大震災被災者や原発事故避難者の中長期的な課題にも目を向けて取り組んでいます。また、グローバルに活躍することをねらいとしております。保健衛生学研究科はアメリカ合衆国、イギリス、フィンランド、台湾、タイ等の大学と国際交流協定を結んでいます。この制度を利用して、留学や研修を計画的にすすめる学生もおります。
  私たち教員は、共同災害看護学専攻が国際的学際的実践者や災害看護領域での教育者・研究者を目指す人々が生き生きと学ぶ場となることを願っています。本専攻で災害看護の実践者となるべく研鑽を積み、グローバルに活動するリーダーになって頂きたいと思います。

東京医科歯科大学プログラム責任者 本田 彰子

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