NCAST-AVENUWと日本NCAST研究会のパートナーシップ

米国NCAST本部 Director of Education
デニース・フィンドレイ(Denise Findlay)さんから、
日本の皆さんへのメッセージ

看護師のパイオニアそして研究者として国際的にも高名なキャサリーン・バーナード先生
Kathryn Barnard:ワシントン大学看護学部)は,1970年代,乳幼児とその養育者の関係性
について革新的な評価方法を開発しました。それが,今日のFeeding尺度とTeaching 尺度
に発展する基盤となったのです。妥当性・信頼性ともに高いこれらの尺度は,子どもの後の
認知的発達や良好なアウトカムを予測し得るものであり,乳幼児とその家族に対する介入
プログラムの効果を評価する際にも研究者によって利用されています。今日まで世界中で広く
利用され,高い評価を得ているのです。バーナード先生の研究成果や視点は,親/養育者と
子どもの関係性の捉え方(見方)において世界中で大きな影響を与えてきました。

 東京医科歯科大学の廣瀬たい子先生の研究グループとワシントン大学NCAST-AVENUW
NCAST本部)は提携関係にあり,(英語版の)マニュアルと尺度の日本語への翻訳を契約に
よって許可しています。それは,日本の看護職者やその他の専門家がこのマニュアルを学び
やすくするためです。廣瀬先生は日本人母子の標準データを整備する研究も進めています。

 廣瀬先生はバーナード先生,およびNCAST-AVENUW代表(executive director)のジーン・
ケリー先生(
Jean Kelly),教育・アウトリーチ責任者(director)である私ことデニース・フィンドレイ
Denise Findlay)と強い信頼関係と協力関係を築いてきました。廣瀬先生は2001年にシアトルに
おいて,親子相互作用の評価尺度,および他のNCAST-AVENUWプログラムのインストラクター
としての訓練をアニタ・スピッツ氏(
Anita Spietz)から受けています。彼女は初期の研究チーム
の一員であり,NCASTスタッフの一員でもありました。廣瀬先生の研究チームの一員である寺本
妙子先生は2006年にインストラクターの資格を得ています。ジーン・ケリー先生と私(デニース・
フィンドレイ)は,日本の皆さんと協力できることをとても嬉しく思っています。「廣瀬先生の研究
チームは日本において,親子の関係性構築についての知識の普及に貢献しています。そして,
観察力と精度の高さを維持しています。したがって,NCASTの知識を本部と共有し,NCAST
訓練を実施する適任者といえます。」

                                                         訳:寺本 妙子

2008年3月に、東京医科歯科大学の日本NCAST研究会
メンバーがワシントン大学NCAST-AVENUWを訪問しました。