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センター長挨拶

関矢 一郎
応用再生医学分野教授
再生医療研究センター センター長(兼任)
関矢 一郎
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実現化された再生医療のなかで、軟骨再生は世界的に最も盛んな分野となっています。しかし軟骨再生医療の対象疾患は、外傷性の軟骨欠損に限られているのが現状です。日本に2500万人いる変形性膝関節症にまで応用できないと、軟骨再生医療は普及しないでしょう。

私たちは2008年に自己滑膜幹細胞を関節鏡視下で移植する低侵襲軟骨再生医療を開始しました。変形性膝関節症の半数は半月板が原因と考えられますが、2014年に滑膜幹細胞による半月板治療の臨床研究を開始しました。

本学運動器外科のすぐれた手術手技と、増殖・軟骨分化能が優れた滑膜幹細胞移植を組み合わせることにより、いくつかのカテゴリーの変形性膝関節症は再生が可能と考えています。低侵襲かつ低コストで実施できる変形性膝関節症の再生医療を普及させることが私たちの目標です。

  • 東京医科歯科大学
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  • 運動器外科学
再生医療の実現化ハイウェイ
滑膜幹細胞による膝半月板再生