膝疾患の治療-軟骨再生医療について
生体の組織は常に新陳代謝を繰り返しています。
このような生体にもともと備わっている再生能力を利用そして強化することにより、様々な疾病の治療に応用しようとする試みが再生医療です。
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| 関節軟骨を外傷などによって欠損した場合,正常には戻らず、痛みの原因になります。自分の軟骨を移植する方法が試みられていますが、正常軟骨組織を犠牲にする点や、広範囲な損傷に対応できない点が問題です。私たちは幹細胞を使用して軟骨損傷の治療法を開発するための研究を2000年より積極的に進めています。 | 私たちは軟骨再生の幹細胞源として滑膜が優れていることを明らかにしています。膝から約0.1gの滑膜を採取します。 | 酵素処理をして細胞を取出します。 |
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| とりだした細胞をプラスティック製のディッシュにまき、恒温槽の中で培養します。この写真は2週間培養し、細胞を染色したものです。1細胞由来の数万個からなる細胞集団が認められ、すぐれた増殖能力があることを示しています。 | 私たちが分離した幹細胞です。 | 2週間ごとにまきかえをして、細胞がどれだけ増えるかを調べた結果です。まきかえをしても、増殖する能力が低下しないことが示されています。滑膜由来の細胞(赤)は増殖能が優れていることを示しています。 |
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| 体外で幹細胞に誘導をかけ、違う性質を持つ細胞に変えたものです。幹細胞の多分化能が示されています。 | ||
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| 動物の軟骨欠損部に、幹細胞を移植して24週間経過したものです。軟骨がきれいに直っています。人間への応用も十分可能と私たちは考えています。 |
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| 再生医療の3つの柱は細胞、人工素材、サイトカインです。この中でよい細胞を使用することがとても大事なことと私たちは考えています。 私たちは幹細胞をとてもよく増殖させることができ、幹細胞を用いた軟骨再生に関する研究成果を世界に誇っています。 |
変形性関節症の手術的治療のなかで現在最もスタンダードなものは人工関節置換術です。 これにかわる治療にまで幹細胞を使用した再生医療を発展させることが私たちの将来の目標です。 |
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