医学科4年:プロジェクトセメスター(総合診療)- 国立大学法人 東京医科歯科大学 総合診療医学 総合診療科 教育について

教育について

医学科4年:プロジェクトセメスター(総合診療)

科目名 プロジェクトセメスター(総合診療医学)
担当教員 竹村洋典、ほか総合診療医学教室の教員

目的

総合診療に関わる研究を企画、運営、実施し、自らが総合診療に関わるエビデンスを構築し、総合診療医学分野の発展に寄与できるための基礎的な知識、技能、態度を身に付ける。

目標(行動目標)

  • リサーチクエスチョンを見つけられる。
  • 研究のプロポーザルを記載できる。
  • 当該研究に係るこれまでのエビデンスをPubMedなどを使用して収集できる。
  • データの収集を実施できる。
  • 必要な解析方法を認知できる。
  • 研究をポスターにまとめることができる。

教育学習方法

1.事業計画(スケジュール)

5月から11月までの夏休みを除く5か月間、毎日9:00~17:10、総合診療医学の研究室、または外来などにて実習する。

2.方法

講義と実習、演習

3.授業内容

テーマ
  1. AIを用いた医療面接関連研究

    医療ニーズの増加により、医療者の支援ツールがさらに期待されている。そのための一つの方略として医療面接をAIによって解析し医師にその内容を提供することがある。

    • 患者のうつ状態を認知するために医師が認識すべき患者の非言語的コミュニケーション
    • 患者の不安状態を認知するために医師が認識すべき患者の非言語的コミュニケーション
    • 医療に対する患者満足度を向上するために必要な医師の非言語的内容(姿勢、向き、笑顔、視線、発語速度、音色、音量など)とは
  2. 受療行動に与える患者側、そして医療側の要因

    医療ニーズの増大に対応するために、効率的な医療システムの構築が必要。そのために明らかにすべき一つに、患者の受療行動に与える患者側、そして医師側の要因を明らかにする必要がある。今後はその要因を見据えた対策が期待される。

    • 患者の感情(抑うつ、不安)と受療行動の関係
    • 社会との結びつき(social capital)と受療行動の関係
    • 家族構成と受療行動の関係
    • 医師の包括性と受療行動
    • 医師の連携度と受療行動
    • 医師の患者中心度の患者アウトカム
    • 近接性と患者アウトカム
    • 継続性と受療行動
    • 医師の連携度を測定する質問票の開発
    • 医師の患者中心度を測定する質問票の開発
    • 在宅医療を行う医師の包括性と連携度
    • 居宅介護や施設介護に対する住民の希望
    • 都市部と地方における患者のQOLの違い
    • 都市部と地方における患者の受療抑制の違い
教育内容
  • 研究実施に必要な基礎的事項の学習
  • テーマに係るこれまでなされてきた研究をすべて調査
  • データ収集(AI研究)
  • 解析
  • 論文作成
    (・来年、希望者は発表)

4.事前学習

以下の書籍を通読する。

木原雅子:医学的研究のデザイン(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、澤 智博ら:医学統計データを読む(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、市原清志:バイオサイエンスの統計学(南江堂)、J.W.クレスウェルら:人間科学のための混合研究法(北大路書房)、池上直己ら:臨床のためのQOL評価ハンドブック(医学書院)、安梅勅江:ヒューマン・サービスにおけるグループインタビュー法(医歯薬出版)、林野泰明:実践行動医学(メディカル・サイエンス・インターナショナル)

学生評価

データ収集への取り組み態度、ポスター発表への取り組み、その成果物などを総合的に評価する。

リソース

下記、書籍を1セット用意している。

木原雅子:医学的研究のデザイン(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、澤 智博ら:医学統計データを読む(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、市原清志:バイオサイエンスの統計学(南江堂)、J.W.クレスウェルら:人間科学のための混合研究法(北大路書房)、池上直己ら:臨床のためのQOL評価ハンドブック(医学書院)、安梅勅江:ヒューマン・サービスにおけるグループインタビュー法(医歯薬出版)、林野泰明:実践行動医学(メディカル・サイエンス・インターナショナル)

カリキュラム評価

医学部で実施される学生からの授業評価

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