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診療活動

診療活動

診療方針

当科では視床下部・下垂体疾患や副腎疾患などの特徴的な臨床症状を呈する内分泌疾患と糖尿病や肥満症を中心とする生活習慣病の診療を担当しています。「全身を診る」という医療の原点を常に心掛けて、患者さんの身近に寄り添う優しい全人的医療を提供するとともに、地域の診療所や関連病院の先生方との医療連携を大切にして地域医療の向上に貢献します。

対象疾患

内分泌疾患
視床下部・下垂体疾患、副腎疾患、甲状腺疾患、カルシウム代謝異常、膵ホルモン産生腫瘍、性腺機能異常
糖尿病(1型、2型、二次性)
高血圧症(本態性、二次性)
肥満症、メタボリックシンドローム、脂質異常症

教育認定施設

日本内分泌学会 認定教育施設
日本糖尿病学会 認定教育施設
日本肥満学会 認定肥満症専門病院
日本高血圧学会 認定研修施設
日本甲状腺学会 認定専門医施設

外来診療

外来医長より

 当科の外来では、経験豊富なスタッフが視床下部・下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎などのホルモンの異常を呈する内分泌疾患と糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満症などの生活習慣病の診療を担当しています。首都圏はもとより遠方からも毎日約90名の患者さんが受診されています。
 内分泌疾患では、ホルモンの異常により全身の変調をきたし、様々な合併症を引き起こします。特殊な病気に思われがちですが、医療技術の発展により、他の病気の診療中に検査値や画像診断により偶然発見される機会も増えてきました。中には難病といわれる診断・治療の難しい病気もありますが、適切な診断と治療により見違えるように元気になることが多いのが特徴です。特に当科は、副腎診療と新たな診断および治療法の探索に力を入れております。
 糖尿病を中心とする生活習慣病は早期では自覚症状がないため放置されがちですが、自覚症状のない早期から治療を始めることが大切です。血糖値が高いと言われた方は早めに検査を受けて下さい。また合併症が出てしまった場合には、一人ひとりにあった適切な治療が必要となります。1型糖尿病への専門診療も行っています。
 当科外来では、これらの疾患への最新のエビデンスに基づいた専門的診療を提供するとともに、各診療科との緊密な連携により、他の疾患を合併する患者さんの診療に効率良く対応することで、患者さんの生活の質と健康の向上を目指しています。
 健康診断や近くの医療機関において異常を指摘された方は、紹介状をお持ちになって受診して下さい。地域の医療機関の先生方との病診連携も積極的に進めたいと考えていますのでお気軽にご紹介いただければと存じます。

糖尿病・内分泌・代謝内科 外来医長  宮地 康高

※外来担当医の詳細は外来担当医表のページを御参照下さい。

病棟診療

病棟医長より

 A棟14階病棟において、視床下部・下垂体疾患や副腎疾患などの内分泌疾患と糖尿病を中心とする生活習慣病の入院診療を行っています。
 当科では従来、内分泌疾患の診療に力を入れており、各種内分泌検査・画像検査による評価を踏まえて経験豊富な専門医が診断・治療にあたっています。全国的にも内分泌疾患の症例数が多く、多数の周辺施設から御紹介をいただいています。内分泌疾患の検査(一般病院では行いにくい負荷試験や静脈サンプリング検査など)のための短期入院も行っております。手術が必要な場合には、関連診療科との緊密な連携により、術前後の内分泌検査により手術によるホルモンの急激な変動による身体への影響を避けるようにしています。
 糖尿病については、(1型、2型)糖尿病、遺伝性糖尿病、膵性糖尿病、妊娠糖尿病などを対象として教育入院プログラムを準備しており、インスリン導入や手術前の血糖コントロールなど、それぞれの病態・状況に応じた入院診療を行っています。また24時間持続血糖モニタリングやインスリンポンプ治療などの専門的医療も行っており、糖尿病専門医、糖尿病療養指導士の資格を有する看護師、管理栄養士、薬剤師の専門チームで連携して診療にあたっています。
 患者さんの病状に応じて最善の医療を提供することを理念とし、安心かつ有意義な入院生活をお送りいただけるように努めています。

糖尿病・内分泌・代謝内科 病棟医長 辻本 和峰

診療活動の特色

●内分泌疾患

副腎疾患

 原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、副腎偶発腫瘍、アジソン病、先天性副腎皮質過形成などを対象として、各種内分泌検査と画像診断による副腎腫瘍の良悪性判定や正確なホルモン分泌動態を総合して治療方針を決定しています。
 副腎腫瘍については、当科と泌尿器科、放射線科、病理部の連携下に副腎腫瘍治療ユニットを形成しており、当科は副腎腫瘍の術前診断と術後フォローアップを担当しています。
 特に、本態性高血圧の10%程度を占めるとされる原発性アルドステロン症の診療に力を入れており、2011年度には39症例の新規患者を診療しました。治療方針(手術・薬物療法)の決定には副腎静脈サンプリングによる正確なアルドステロン過剰産生部位の診断が必須です。当病院では100%の成功率(27症例/2011年)により、信頼性の高い診療実績をあげています。

視床下部・下垂体疾患

下垂体腫瘍、クッシング病、アクロメガリー、プロラクチノーマ、視床下部・下垂体機能低下症、尿崩症、SIADHなどの視床下部・下垂体疾患を対象として、ホルモン分泌動態評価および画像検査により正確な診断と的確な治療方針の決定を行っています。下垂体腫瘍性病変については、脳神経外科との緊密な連携の下で術前後の内分泌学的フォローアップを担当しています。

膵内分泌腫瘍

インスリノーマやガストリノーマなどの膵内分泌腫瘍を対象として、各種内分泌検査と画像診断に加えて、放射線科の協力の下で選択的動脈内カルシウム注入試験による正確な機能・部位診断を行い、肝胆膵外科と連携して診療しています。

●糖尿病

 2型糖尿病、1型糖尿病、遺伝性糖尿病、膵性糖尿病、妊娠糖尿病などを対象として、糖尿病療養指導士(看護師、管理栄養士、薬剤師)を中心とするスタッフと連携してトータルケアを行っています。糖尿病専門医による専門的な医療を提供するとともに、他の関連診療科と連携して糖尿病合併症の治療・評価、患者教育を効率よく行っています。認定教育施設として専門医を育成するとともに、患者さんに充実したケアを行えるようスタッフの育成にも力を入れています。
 血糖コントロールについては、近年、糖尿病治療薬にも多様な選択肢があり、病態に応じたきめ細やかな治療を行っています。24時間持続血糖モニタリング(CGM)による最適な血糖調節や1型糖尿病に対するインスリンポンプ治療(CSII)などの最新の医療にも積極的に取り組んでいます。
 糖尿病の合併症には網膜症、腎症、神経障害といった細小血管合併症と心筋梗塞、脳梗塞、足壊疽といった大血管合併症があり、それぞれの関連診療科と連携して治療・評価を行っています。近年、大血管合併症の増加が問題となっていますが、頸動脈超音波検査や血管内皮機能検査による動脈硬化の早期診断に努めるとともに、血圧・脂質管理などの総合的科料により患者さんの生活の質および健康寿命の確保を目指しています。
 患者教育としては、看護師による生活指導およびインスリン自己注射指導、管理栄養士による栄養指導、薬剤師による服薬指導などの療養指導や糖尿病教室などを通して糖尿病に関する知識を深めていただき、自己管理尿力の向上に取り組んでいます。効率的な患者指導・サポートのために、1〜2週間の教育入院プログラムを準備し、患者さんの病状やスケジュールに合わせて柔軟に対応しています。病状が軽い患者さん向けに糖尿病教育と食事体験を中心として週末を活用した「糖尿病週末教育入院」プログラムも準備しています。 【糖尿病週末教育入院について】
 2型糖尿病の患者さんはもとより、専門的治療が必要となる1型糖尿病の患者さんも多数通院されています。周辺施設より治療方針の決定や教育入院を目的にご紹介いただいた場合には、評価・退院後に紹介元において治療継続いただけるように医療連携を積極的に進めています。

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