教育活動

糖尿病・内分泌・代謝内科が扱う分野は糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドロームなどの代謝関連疾患、視床下部・下垂体疾患、甲状腺、副腎疾患などの特有の臨床症状を呈する内分泌疾患などがあります。
なかでも糖尿病・メタボリックシンドロームの患者さんは2,000万人以上と推定されております。特に、糖尿病は日常的に遭遇する病態であり専門でなくても、その病態生理、治療、合併症など理解しておくことは、実際の患者さんを治療する上で 非常に重要です。
当科では、医学部学生への卒前教育にも力を入れております。

医学科3年 ブロック授業

糖尿病・メタボリックシンドロームの病態生理、視床下部・下垂体疾患、甲状腺、副腎疾患などの内分泌疾患の病態生理などを学習します。外部講師を交えて、実臨床の視点や、研究の最新知見もお話しいただきます。コモンな疾患から専門性の高い疾患まで幅広く、深く学ぶことが可能です。

医学科4年 プロジェクトセメスター

東京医科歯科大学医学部医学科では4年生で約半年間、学内外で研究に専念するプロジェクトセメスターという期間があります。糖尿病・内分泌・代謝内科教室でも毎年1-3人程度受け入れています。実際に実験をしながら最新の研究を経験していただいています。

医学科4年 プレクリニカルクラークシップ(PCC)

プロジェクトセメスター終了後、5年生で臨床実習に出る前に3か月の間、少人数のグループで実践的、かつ総合的な学習を行っています。当教室は腎臓内科と合同で1週間の間に内分泌負荷試験の解釈、画像診断、内分泌代謝疾患の鑑別診断演習などの実践的かつ臨床上、重要な実習を行っています。

医学科5年/6年 クリニカルクラークシップ(CC)

病棟での臨床実習では、1斑4名の学生を4週間の期間で受け入れております。臨床実習中は実際に当大学病院に入院した患者さんを担当医とともに受け持ち、実臨床をベッドサイドにて学んでいただいております。
当科では、糖尿病・メタボリックシンドロームの加療などコモンな疾患から、視床下部・下垂体疾患、甲状腺、副腎疾患などの専門性の高い内分泌疾患を扱っています。また、糖尿病を合併されている手術予定患者さんの術前血糖コントロールも扱っております。当科では全身評価、専門的な管理を行うことで内科としてさまざまな経験を積むことが可能です。

1週間に1名新規入院患者を担当しサマリの作成、カンファランスで発表していただくことにより、上記のような様々な疾患を深く学んでいただいています。