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ごあいさつ

センター長のごあいさつ

興地 隆史教授

先端歯科診療センターは、それぞれの得意分野を持つ専門医集団がお一人おひとりの患者さんに対して包括的にアプローチし、それぞれの分野でのハイレベルの歯科治療を集約して提供することを目指して設立されました。2015年10月の開設以来、幸い多くの患者の皆さまから高い評価を頂きながら運用してまいりましたが、4年足らずの期間を経て、2019年7月より現在の歯科棟南3Fに移転し、新たな発展を遂げることとなりました。

装い新たな先端歯科診療センターでは、これまで以上に高度で専門的な歯科治療の提供をスタッフ一同実践していることは、申し上げるまでもありません。また、先進的な診療機器を配置することはもちろん、個室感あふれる診療ブース、診療ユニットの周りの余裕あるスペース、広い廊下、セキュリティに配慮した患者さんの誘導など、アメニティなどの面でも患者の皆さまの高い満足度を追及しています。さらに、器材の運用などの目に見えないところでも、安全安心を確実なものとするシステムが導入されています。

副センター長のごあいさつ

金澤 学講師

近年、口腔機能の維持と回復が要介護を遅らせ健康寿命の延伸に貢献することが知られるようになり、口腔機能低下症という疾患概念とそれに対する適切な診断と介入が必要であることが知られてきました。つまり、口の中のトラブルを改善し、適切に機能回復をすることにより全身の健康維持が期待できるということになります。先端歯科診療センターでは、患者さんのお口の中の問題を正確に診断し、患者さんの希望を踏まえながら、お口の中全体を考えた包括的治療計画を立てた上で、それぞれの分野の専門医が協力して、総合的かつ先進的な治療を行います。この包括的な治療により、全身の健康に貢献できるような口腔機能の維持と回復を目指しております。また、治療チェアはパーテーションを備えた半個室になっており、患者さんのプライバシーを守るとともに、エアロゾルの飛散を防ぐ感染対策の一助にもなっております。私は歯科補綴(被せ物や入れ歯)を専門としていますが、先進的な治療として入れ歯とインプラントを組み合わせたインプラント義歯による治療も行っています。このインプラント義歯は、一般的な入れ歯と比べてより生活の質を上げ、インプラントによる固定性のブリッジよりも費用対効果に優れることが科学的に証明されてきています。ぜひ先端歯科診療センターでご相談ください。

外来医長のごあいさつ

渡辺 聡助教

歯科治療と一括りに言っても、審美治療、根管治療、歯周治療、被せ物、入れ歯、インプラント、外科、矯正治療等、その内容は多岐にわたり、一人の医師でそのすべてを熟達することは非常に難しいと言われています。
先端歯科診療センターでは、当病院の各専門外来の中でも選りすぐりのスペシャリスト達が連携し、包括的な治療計画のもと、患者さんの希望を踏まえながら、治療を提供するという、国内でも数少ない高質な歯科医療を提供できる診療科です。

人の生活や欲求の基礎である“食”、その日々の至福を噛み締め続けることは生活の質にも大きな影響を与えます。自分の臓器でもある歯の治療を諦めたり、妥協することで、他の歯との調和を失ってしまい、当たり前の口腔内健康の大切さに気付くこともあります。 1本の歯、それぞれに誠意をもって、何度も再発ややり直しをしてきた歯をまた咬めるように、最後の治療の場となるように、と考えています。

歯を残す治療はこの十数年の間に大きく進展しています。私は根管治療を専門としており、最先端の治療環境とともに、根の治療の知識と技術の研鑽を重ね続け、患者さんと一緒にこだわっていきたいと思います。

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