お知らせ

歯学部附属病院B1にとろみ自動調理機を設置

2019.11.19

2019年11月、歯学部附属病院地下1階にとろみ自動調理機が設置されました。
とろみ自動調理機は、とろみのついた飲料を販売する自動販売機です。ボタン操作により、とろみの有無と、とろみの濃度が選べます。(とろみの濃度は、日本摂食嚥下リハビリテーション学会が推奨する3段階に準じています。)コーヒーやお茶をはじめ、ココアや抹茶など、多くの種類の飲料が準備されており、温・冷の選択も可能です。液体は、のどに流れるスピードが速く、誤嚥のリスクが高い食物ですが、とろみをつけることで誤嚥を予防することができます。
患者および当院スタッフへの情報提供としての役割だけでなく、入院患者の気分転換や、災害時の摂食嚥下障害患者への飲料提供にも役立てる目的で、設置していただくことになりました。とろみを必要とする方にも、とろみが必要でない方にも、「最高の一杯」をお届けします。

とろみ自動調理機の説明はこちらより>>

スペシャルインタビュー

とろみ自動調理機の設置に関して積極的に取り組み、 日頃は高齢者歯科、摂食機能障害・リハビリテーション、特に 高齢者を中心とする摂食嚥下障害の治療・リハビリテーション診療に対して、往診による在宅診療や地域連携を行っている戸原玄先生に、お話を伺いました。


東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科
医歯学系専攻 老化制御学講座 高齢者歯科学 准教授
戸原玄(とはら・はるか)先生

Q1 SNSでとろみ自販機が人気で話題なのはなぜだと思いますか?

医科歯科大学がそもそも嚥下障害に対してかなり熱心に取り組んでいるところというのは知っていただいていて、そのうえで自販機を置いたということで注目していただいているのかと思います。
また、そもそもそんな自販機があるとは知らない方が多いと思いますので、純粋に面白いと思っていただいているのもあると思います。

Q2 今後設置台数などが増加すると思いますか?

少しずつは増えていくと思います。
これを機会に知っていただいて、他の病院などにも増えるとうれしいです。

Q3 どんな活用法があるでしょうか?

外来の患者さんが立ち寄るだけではなく、入院していて嚥下が悪い方も買いに行けるのがいいと思います。
病棟から外出する機会にもなりますし、お金はかかりますが自分の選択で飲み物を選ぶという自由もそこには発生しますし。

Q4 歯科医師、高齢者歯科医学研究者の視点で、「とろみ市場」は今後も拡大すべきだとお考えですか?

おそらく引き続く高齢化に伴い拡大すると思いますが、障害児の方々にも気軽に使っていただけるような場所に増えるといいなと思います。

Q5 メッセージがあればお願いします。

安全に飲み物を楽しめるのももちろんですが、それにより嚥下が多少悪くてももっと気軽に外出できるような世の中になっていただきたいと思います。
将来的には、摂食・嚥下に障害があって外出できない…ということがないように、とろみ自動調理機をさまざまな場所に設置して、 我々が開発した「摂食嚥下関連医療資源マップ」に設置場所を掲載しようと考えています。
既に高速道路のSAなどにも設置しているところがあるらしいので、そういった情報を上記のマップに入れようと思っております。ぜひご利用ください。

東京医科歯科大学医学部附属病院

東京医科歯科大学歯学部附属病院  〒113-8549 東京都文京区湯島1-5-45
TEL.03-3813-6111(代)

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