近年の科学技術の進歩と共に医歯学系大学院の研究は総じて生命科学へ特化し、高度化する傾向が強くなっている。一方、外科系あるいは歯科臨床系大学院生にとって、生命科学領域研究を課程修了後も継続、発展させる事は、これらの研究が診療現場にフィードバックされにくいため、極めて難しいのも事実である。

 

 本取組は、このような現状に鑑み、医歯工連携を基盤にして、医療技術の高度化やこれらに直接関連する材料・機器の開発研究など、臨床への直接的なフィードバックを基調とした課題に取組み、課程修了後も研究を継続して診療現場との橋渡し役となる工学的センスを持った医療(歯学・医学)の高度専門職能人の育成を目的として行うものである。

 

 選抜された大学院学生は、医歯臨床科目教育プログラムおよび生体材料工学と人工臓器工学を含む医工学教育プログラムを履修して医療技術の高度化とこれらに関係する材料・機器に対する総合的な理解を深め、外科系あるいは歯科系臨床に直接フィードバックできる課題研究を遂行し、博士論文を作成する予定である。

>>>平成19年度大学院教育改革支援プログラム パンフレット(PDF 1.2MB)

 

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