教授からの挨拶

 

 このたび天笠光雄先生の後任として2012年4月1日付で顎顔面外科学分野の教授を拝命いたしました原田です。東京医科歯科大学の口腔外科の開設は、その前身の東京高等歯科医学校に遡ります。初代教授の中村平蔵先生が昭和35年に定年退職された後に口腔外科は2講座化され、上野正先生が第1口腔外科の教授に、伊藤秀夫先生が第2口腔外科の教授にそれぞれ就任されました。その後、第1口腔外科は塩田重利先生、天笠光雄先生が教授に就任され、天笠先生の在任中に第1口腔外科は顎顔面外科学分野に名称が変更されて今日に至っています。この脈々と続く伝統と格式に満ちた顎顔面外科学分野の教室運営を任された者として、大変誇りに思うと同時に、その重責に甚だ身の引き締まる思いで職務にあたっております。

 着任したばかりの私には、当然のことながらまだ当分野での実績はありません。しかし、当分野の今までの業績を汚すことのないように、むしろそれらを大きく発展させるために、以下の3点をモットーにして、「診療・教育・研究」に奮励努力したいと考えております。

・ 辛いけれど明るい、大変だけれど楽しい医局の雰囲気作り。

・ その雰囲気が醸し出す自由で柔軟な発想から生まれる学際的な研究の推進。

・ そんな私たちの達成感と患者さんの満足度が一致するような診療の実現。

 当分野の医局員やスタッフは、東京医科歯科大学顎顔面外科学分野の名に恥じぬように、そしてその肩書を誇りに、全員が一丸となって研鑽と努力を続けています。そんな医局員やスタッフと一緒に診療に専念したいとお考えの患者さん方、あるいはその一員として診療や研究に携わっていきたいと考えている学生諸君や若い先生たちは、是非当分野にお立ち寄りいただきたいと思います。

2012年 原田 清