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細胞分子医学分野へようこそ!

細胞分子医学分野では、肥満や生活習慣病など身近な疾患の病態解明を目指しています

心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化症や、肥満・糖尿病の基盤となるメタボリックシンドロームは、世界的に増加しています。また、肥満や糖尿病の方では、発がんや癌が進展するリスクが増大することも知られています。私たちはこのような身近な病態の解明と、有効な新規治療・予防法の開発を目指して研究を行っています。


マクロファージは外的傷害ストレスと代謝ストレスに応答し、恒常性の維持と病態形成の両方の役割を担う

①炎症慢性化のメカニズムの解明

肥満や生活習慣病、がんに共通した病態として、慢性炎症が注目されています。慢性炎症はストレスに対する応答としての炎症が適切に収束せずに遷延した病態と考えることができます。ところが、なぜ炎症が慢性化するのか、そのメカニズムは明確ではありません。

私たちは、様々な刺激に最初に応答し、慢性炎症の病態形成に重要なマクロファージに着目し、炎症慢性化のメカニズムを分子生物学的手法と、次世代シークエンサーを用いた最新のトランスクリプトーム・エピゲノム解析とを組み合わせて解明することにより、肥満や生活習慣病に対する新しい予防法や治療法の開発に向けた基盤をつくることを目指しています。

②生体の恒常性維持における骨格筋の重要性に関する検討

骨格筋は人体の約40%を占める最大の組織で、運動や糖・エネルギー代謝の制御を介した恒常性の維持に重要な役割を果たしています。運動不足や、長期の寝たきり、または加齢によって筋肉が萎縮すると、運動機能の低下の原因となり、その後の生活の質に多大な影響を及ぼします。特に、 加齢に伴う筋量・筋力の低下はサルコペニアと呼ばれ、 近年非常に大きな問題となってきています。

一方で、骨格筋は非常に再生能力の高い組織としても知られています。筋萎縮や筋損傷からの回復には、主として骨格筋特異的幹細胞である“筋衛星細胞“が重要な役割を担っています。筋衛星細胞は、通常は休止期にありますが、筋損傷が起こると活性化して、増殖・分化し、やがて新しい筋線維を作ります。また、筋衛星細胞は自分自身を複製し、常に一定数を維持することによって次の損傷に備え、生体の恒常性の維持に寄与しています。

私たちは、骨格筋の中でもこの筋衛星細胞や、発生期の筋前駆細胞に着目して、その機能の制御メカニズムを明らかにし、サルコペニアの予防・新規治療法の開発に向けた知識基盤を構築したいと考えています。

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