施設の使用


は じ め に

 ここでは東京医科歯科大学 リサーチコアセンター アイソトープユニットの手引きより一部を記載させていただきます。 詳しくは、アイソトープユニット主催の講習会でお配りする利用の手引きをご覧ください。

1)放射性同位元素等の入手方法について    

RIの入手には購入と譲受けの2つの方法があります。
1.譲受け:使用計画書をアイソトープユニットHPよりダウンロードし、アイソトープユニット管理室へ提出ください。
2.購 入:使用計画書とアイソトープ注文書をアイソトープ部門HPよりダウンロードし、アイソトープユニット管理室へ提出ください。
注文(譲受け)されたRIは全てアイソトープユニット管理室に届き、アイソトープユニット管理室は直ちに発注者(購入者)に入庫したむね連絡する。
※詳しくはアイソトープ購入手続きの流れをご覧ください。

2)使用できるRIの種類及び数量について   

核種半減期一日最大使用量3ヶ月使用数量年間使用数量
109Cd462.6D10.4MBq259MBq1.04GBq
111In2.850D37MBq500MBq2000MBq
123I13.27H27.75MBq500MBq2000MBq
125I59.40D27.75MBq277.5MBq1110MBq
131I8.021D27.75MBq277.5MBq1110MBq
134Cs2.062Y2.59MBq12.95MBq51.8MBq
137Cs30.0Y2.59MBq12.95MBq51.8MBq
14C5370Y111MBq3.7GBq3.7GBq
198Au2.694D37MBq185MBq740MBq
203Hg46.61D2.59MBq12.95MBq51.8MBq
22Na2.602Y2.59MBq155.4MBq621.6MBq
24Na15.02H37MBq185MBq370MBq
32P14.26D185MBq11.1GBq37GBq
33P25.34D92.5MBq5.55GBq18.5GBq
35S87.5D185MBq5.55GBq18.5GBq
36Cl301000Y2.59MBq12.95MBq51.8MBq
3H12.3Y1.11GBq66.6GBq111GBq
42K12.36H37MBq740MBq740MBq
45Ca164D37MBq370MBq740MBq
51Cr27.7D111MBq3.7GBq3.7GBq
55Fe2.73Y37MBq185MBq740MBq
57Co271.8D2.59MBq12.95MBq51.8MBq
59Fe44.5D37MBq740MBq740MBq
60Co5.27Y2.59MBq12.95MBq51.8MBq
63Ni100Y2.59MBq155.4MBq621.6MBq
64Cu12.7H2.59MBq12.95MBq51.8MBq
65Zn244D2.59MBq12.95MBq51.8MBq
67Ga3.261D37MBq500MBq2000MBq
75Se119.8D37MBq185MBq740MBq
82Br35.30H2.59MBq12.95MBq51.8MBq
86Rb18.66D37MBq740MBq740MBq
89Sr50.5D2.59MBq12.95MBq51.8MBq
90Sr28.8Y2.59MBq12.95MBq51.8MBq
90Y64.1H1.48MBq7.4MBq29.6MBq
90mTc6.01H37MBq500MBq2000MBq

3)RIの使用に伴う記帳方法について     

 RI等を使用した場合、法令によりその使用の詳細を記帳、保存することが義務づけられています。本アイソトープ部門では、使用廃棄に伴う記帳をパソコンにて行うようプログラム化されています。 よってRI使用者は使用の都度、パソコン入力が必要です。詳しいパソコンの入力方法は、アイソトープ部門利用の手引きをご覧ください。

4)RI施設内での緊急時、事故時の対応について

RI施設内での緊急事態および事故として考えられる事例は火災の発生、身体および施設汚染、異常被曝、線源の紛失等である。 放射線業務従事者がRI施設を利用最中に、このような事例に遭遇した場合は、次のような点に留意して対応することが必要です。 また業務従事者は普段から緊急時、事故時に適切に対応できるよう心構え、準備をしておく必要がある。

1)火災、爆発事故
火災、爆発は、RIを散逸させ、複数の放射線事故につながる恐れがある。よって、火災の発生防止と障害の発生防止に日頃から心がけておく必要があり、 このためには発火源、可燃性物質、発火に至る化学反応を起こし易い物質等は、極力施設内に持ち込まないことが必要である。 また、乾燥器、電気器具、ガス器具等は常に点検をおこたらず、使用についても基準通り使用する。 なお、万一火災が発生した場合でも延焼拡大を防止するための対策をたてておくとともに、火災等の場合は大声で近くの者を呼び、管理室等に連絡を取る。
2)紛失、盗難事故
使用のため出庫した線源が紛失、盗難にあわないようにするため、線源は常に放置することなく、所定の保管庫で保管する。 また、万一紛失、盗難にあったと気づいたときは、ただちに管理者及び責任者に連絡して、対応の指示をあおぐ。
3)被曝事故
作業中等に放射線被曝があったと思われる場合は、直ちに作業を中止し、管理室又は放射線取扱主任者に連絡し対応の指示を受ける。 また、必要によっては、その場所に他人を近づけないような措置を講ずることも必要である。
4)汚染事故
汚染事故は、作業を始める前にその防止について心掛け作業していれば殆ど起こることはない。 しかし不幸にして、汚染事故を起こしてしまった場合は汚染の部位、又は範囲を明確にし、その上で管理室又は主任者に連絡をする。 また、除染作業については、管理者等の指示により作業する。
5)本学放射線障害予防規程第37条が示す緊急時の措置を参照

4)利用時間


  当アイソトープ部門の利用時間は下記の通りです。

      平日(月〜金曜日)    8:00〜23:45
      土曜・日曜・祭日     8:00〜21:00

  アイソトープの出庫も、保管庫システムにより利用時間内、いつでもできます。