看護管理学・看護経済論

Nursing Administration and Economics for Nursing

(*看護の統合と実践U:Integration of acquaintances for nursing practice U)

 

深 堀 浩 樹

 

1 科目の概要

 看護学の各分野で学習した内容を統合し、チーム医療及び他職種との協働の中で看護師としてのメンバーシップ及びリーダーシップを理解し、看護をマネジメントできる基礎的能力を身につける。また、医療安全の基礎的知識を習得することなども目指す。

 

2 教育方針・教育目標

1)            医療を考える上での基本的な枠組みを理解する。

2)            看護管理とは何かについて学ぶ。

3)            医療安全管理の実際や病院看護部の組織や役割を知る。

 

3 教育内容

回数

項  目

内   容

担当者

1

医療の構造的問題

医療の基本的問題の理解

深堀

2

医師と医療機関

医師、医療機関の特異性、歴史的変遷

深堀

3

医療保険制度

医療の経済的特異性と日本の医療保険制度の特徴

深堀

4

診療報酬体系

診療報酬体系の理想と現実、包括化の課題

深堀

5

医療経済評価

医療経済評価の意義と実際

池田俊也 (国際医療福祉大学 薬学部)

6

医療制度改革

わが国の医療改革の概要と課題

深堀

7

マクロ医療経済学

経済学の視点からみた医療経済の現状と課題

佐藤主光(一橋大学大学院経済学研究科)

8

課題発表

講義中に提示した課題に関する発表

深堀

9

看護管理過程

組織とマネジメント・看護管理

深堀

10

看護の質保証

看護サービスの組織化

深堀

11,12

看護管理のスキル・看護と経営

人間関係を構築する技術

組織の理解

深堀

13,14

看護職と生涯学習、法制度

看護の教育体系、キャリアデザイン、法令と行政組織

深堀

15,16

医療安全管理・看護管理の実際

リスクマネジメントの概念

附属病院看護部の機能

東京医科歯科大学医学部附属病院看護部長(予定)

   *内容は変更する場合があるので、掲示に注意。

〔単位〕必修2単位

〔場所〕T期棟18階 保健衛生学講義室1 ほか

 

4 教科書・参考書

・授業において必要な参考書は提示する

5 他科目との関連

 看護の統合と実践は、これまでの既習科目で学習した内容をより臨床実践に近い形で学習し、知識・技術を統合する内容とされている。その中でも得意医療福祉制度や看護経済学との関連が深い。臨床看護・地域看護等さまざまな看護実践が、全体の中でどのような位置づけにあるのかを意識した学習をする必要がある。

 

6 受講上の注意

  内容については変更が生じうるので適宜掲示で確認すること。

 

7 成績評価方法

 レポート・出席にて評価する予定である。