老年看護学演習

Seminar of Gerontological Nursing

山　本　則　子

１　科目の概要

老年看護学の実践に必要な基礎的なアセスメント技術について，演習を通じて習得する。

２　教育方針・教育目標

・教育方針

高齢化社会を迎え，老年看護における独自の看護の役割と機能を果たすため，身体的・精神的・社会的な看護ケアの専門的な知識や技術が求められている。老年看護学での教育方針は，老年期にある対象を理解した上で，看護援助の知識に基づいた技術をグループワークや実習などの体験から養うことである。演習は，老年看護に今後ますます必要とされるフィジカルアセスメントを系統的に学習し、基本技術を身につける。

・教育目標

１）老年期にある対象の身体的・精神的・社会的側面の知識に基づき演習を行える。

２）老年期にある対象の健康障害・機能障害をアセスメントするための基本技術を習得する。

３　教育内容

回数	日　時	項　　目	内　　容	担当者
1 2 3	4/14(火) 3,4,5	高齢者のフィジカルアセスメント(1)	フィジカルアセスメントとはなにか 査定の基本技術 生活状況のアセスメント 精神状態のアセスメント	山本,千葉
4 5 6	5/12(火) 3,4,5	高齢者のフィジカルアセスメント(2)	頭頚部（頭髪・頭蓋・目・耳・鼻・口）・皮膚のアセスメント	山本,千葉
7 8 9	5/26(火) 3,4,5	高齢者のフィジカルアセスメント(3)	胸部（呼吸器・乳房・心臓）・腹部のアセスメント	山本,千葉
10 11　　 12	6/9(火) 3,4,5	高齢者のフィジカルアセスメント(4)	腹部・泌尿器・筋骨格系・神経系のアセスメント	山本,千葉
13 14 15	6/24(火) 3,4,5	高齢者のフィジカルアセスメント(5)	フィジカルアセスメント　テスト	山本,千葉

〔単位〕必修１単位

〔場所〕保健衛生学講義室２（医歯学総合研究棟８階）、実習室１（同１７階）ほか

４　教科書・参考書（予定）

小野田千枝子：実践フィジカルアセスメント，金原出版，2001.

５　他科目との関連

老年看護学をふまえて，演習を行う。

６　受講上の注意

１）実習着については，随時指定する。

２）授業中の入退室は認めない。

３）原則として欠席は認めない。

７　成績評価方法

出席の有無，参加態度，実技試験，課題レポートなどを総合的に評価する。