基礎看護学演習U

Seminar of Fundamental Nursing U

 

齋 藤 や よ い

 

1 科目の概要

健康障害をもった人々に対して行われる診療に伴う看護の方法を理解する。

 

2 教育方針・教育目標

薬物療法に伴う看護,検査に伴う看護を中心に診療に伴う看護の方法を身につける。演習はグループ単位に行う。対象の症状や病態,心理的反応の理解に基づいたニーズのアセスメントを行い、必要な看護ケアをシミュレーターで実施する。

 

3 教育内容

回数

項  目

内  容

担当者

1

2

3

薬物療法と看護

経口与薬,注射法(筋肉内注射,静脈内注射,点滴の準備)

 薬物を取り扱う際の法的責任について知る。また,薬物の正 しい管理や取り扱い,正しい与薬を実施するための知識を学ぶ。そして,各種与薬方法の特徴を理解し,適切な援助方法を学ぶ。

齋藤,二宮、後藤、林、他

4

5

6

検査と看護

採血

検査の種類,検査における看護婦の役割を知り,適切な援助方法を学ぶ。検査の実際として血液検査を取り上げ,血液検体の採取技術を学ぶ。

小泉仁子

齋藤,二宮

後藤、林、他

7

8

9

無菌操作

導尿・浣腸

排泄障害に伴う導尿と浣腸の方法を習得し、実施に伴う効果の評価方法や、副作用を理解する。

小泉仁子

齋藤,二宮、後藤、林、他

10

罨法 

温罨法,冷罨法

罨法の効用を理解し,効果的な罨法の方法を習得する。

齋藤,二宮

後藤、林、他

11

死と看護

死後の処置

死を迎える対象および周囲の人々への理解を深め,その看護および死後の処置について学ぶ。

齋藤,二宮

後藤、林、他

12

13

14

15

オリエンテーション

技術評価

基礎看護実習Uオリエンテーション

学内演習の手引きにある「技術習得プログラムの到達度」を自己評価する。

齋藤,二宮

後藤、林、他

 *日時は変更する場合がある。4/10(木)に配布する,基礎看護学開講科目日程表を参照のこと。

〔単位〕必修1単位

〔場所〕保健衛生学講義室4(医歯学総合研究棟7階),実習室1(同17階)ほか

 

4 教科書・参考書

   坪井良子他:考える基礎看護技術T,ヌーヴェル・ヒロカワ、2005

坪井良子他:考える基礎看護技術U,ヌーヴェル・ヒロカワ、2005

   その他,基礎看護学―学内演習の手引き―,テーマに関連した資料を配付

   テーマに関連した参考図書は随時紹介

 

5 他科目との関連

基礎看護学関連科目,応用看護学の概論,解剖学,生理学,薬理学,微生物学,生化学,栄養学などの科目との関連性が高い。

 

 受講上の注意

生体への侵襲を伴う技術であり,技術の未熟さが直接医療事故に結びつく。学生単独ではなく,必ず教員の指導の下で演習すること。その他,演習上の注意は基礎看護学演習Tと同じ。

 

7 成績評価方法

演習の事前・事後レポート,筆記試験,出席状況と演習参加の姿勢により総合的に評価する。