ターミナル看護学

Terminal Care

 

本 田 彰 子

1.        科目の概要

  自宅における終末期療養を中心に、ターミナルケアの理論と実践を学ぶ。特に、実際の在宅ホスピスにかかわる実践家によりターミナルケアの現状を学び、高齢社会および在宅療養が推進されている社会での終末期療養支援の課題を考究する。

 

2.        教育方針・教育目標

1) 在宅ホスピスを中心に、終末期にある人々と家族の特徴を理解し、QOLの向上を目指した終末期療養者の生活を支援する理論を学ぶ。

2) 要介護高齢者、難病患者、およびがん患者における自宅での症状コントロールや療養の体制作りについて理解し、看取りおよびその後までの療養者と家族に対する支援を学ぶ。

3) 緩和ケアやチーム医療について理解し、在宅ホスピスにおける医学的管理の実際について学ぶ。

4) 終末期特有の症状コントロールの実際について理解し、在宅ホスピスにおける看護師の役割や患者・家族に対する療養支援の実際について学ぶ。

 

3.        教育内容

日 時

内 容

担当者

4 6日(金)V

ターミナルケア概論

 

本田 彰子

4 6日(金)W

413日(金)V

終末期在宅療養と自宅での看取り

 

本田 彰子

413日(金)W

420日(金)V

在宅ホスピスにおける医学的管理

 

彼南雄

ライフケアシステム

420日(金)W

427日(金)V

在宅ホスピス-訪問看護の実際-

蛭田 みどり

ケアタウン小平訪問看護ステーション

427日(金)W

〔単位〕必修1単位

〔場所〕保健衛生学講義室2(医歯学総合研究棟8階)

 

4.        教科書・参考書

 講義の際、必要な文献および参考書を提示する。

 

5.        他科目との関連

 母性看護・小児看護・成人看護・老人看護の発達段階別看護領域すべてに関連するので、3年次までの講義および実習で体験した終末期看護の内容と統合させて学習する。

 

6.        受講上の注意

 レポート作成につながるように、受講前よりターミナルケアに関連する文献1編以上を検索し、授業の参考とすること。 

 

7.        成績評価方法

 出席 レポート