看護経済論

 Economics for Nursing

 

山 田 ゆかり

 

1 科目の概要

医療の基本的な構造的問題を理解したうえで、現行の医療保険制度、診療報酬体系を学び、改革への課題を考える。さらに、看護に焦点をあてたコスト、報酬に関して具体的に学ぶ。

 

2 教育方針・教育目標

1)医療の経済的特異性を理解する

2)現行の診療報酬体系において看護の位置づけを理解する

3)医療技術評価として、費用対効果の方法を学ぶ

 

3 教育内容      

回数

日 時

項  目

内  容

担当者

1

4/10()

医療の構造的問題

医療の基本的問題の理解

山田ゆかり

2

4/17()

医師と医療機関

医師、医療機関の特異性、歴史的変遷

山田ゆかり

3

4/24()

医療保険制度

医療の経済的特異性と日本の医療保険制度の特徴

山田ゆかり

4

5/ 1()

診療報酬体系

診療報酬体系の理想と現実、包括化の課題

山田ゆかり

5

5/ 8()

医療経済学

ミクロ経済学:医療経済評価

池田俊也(国際医療福祉大学薬学部)

6

5/15()

医療経済学

マクロ経済学:わが国の医療経済の現状と課題

佐藤主光(一橋大学大学院経済学研究科)

7

5/22()

診療報酬の実際

診療報酬体系の構造

山下悦子

山田ゆかり

8

5/29()

診療報酬の実際

点数計算の演習

山下悦子

山田ゆかり

 〔単位〕選択1単位 〔場所〕保健衛生学講義室4(医歯学総合研究棟7階)

 

4 教科書・参考書

池上直己 「ベーシック 医療問題」 日経文庫 \950 ISBN4-532-10681-8

 

5 他科目との関連

本科目は医療保険制度を基盤とするので,保健医療福祉制度,看護管理学との関連が特に深い。臨床看護・地域看護等さまざまな看護実践が、全体の中でどのような位置づけにあるのかを意識した学習をする必要がある。

 

6 受講上の注意

欠席3回は単位認定の対象としない。欠席1回で10点マイナス。遅刻は5点マイナス。

 

7 成績評価方法

レポート 50%  出席 50