在宅看護学T(制度と対象別看護)

Home Care Nursing T

 

本 田  彰 子

 

1 科目の概要

健康障害を持ちながら在宅療養している人々に対する在宅ケアの意義を理解し,看護の既習の知識と技術を統合させ,在宅ケアや訪問看護実践の展開方法を学ぶ。

 

2 教育方針・教育目標

在宅ケアを受ける人の年代に応じて,また家族を単位として生活条件,生活スタイル,生活環境,経済状態などに応じた適切な看護実践の基本,関連諸機関,職種との協力によるケア提供の基本を学び,在宅ケアにおけるチームリーダー的な役割についても理解できるようにする。

教育目標は以下に示すとおり。

1)地域保健医療福祉活動における在宅ケアシステム,アセスメント,ケア計画,ケア提供方法について理解する。

2)老人,難病を持つ者や障害者,子供などの対象別ケアの方法と社会資源利用法を理解する。

 

3 教育内容

回数

日 時

内  容

担当者

1

2

6/9()

1,2

在宅ケアと訪問看護の制度

本田 彰子

3

4

6/16()

1,2

対象別在宅ケア学@ 精神・小児の在宅ケア

千葉 信子

(多摩たんぽぽ介護

サービスセンター)

5

6

6/23()

1,2

対象別在宅ケア学A 難病や障害者の在宅ケア

川村 佐和子

(東京都立保健

科学大学)

7

8

6/30()

1,2

対象別在宅ケア学B 老人の在宅ケア学

本田 彰子

〔単位〕必修1単位

〔場所〕保健衛生学講義室2(医歯学総合研究棟8階)

 

4 教科書・参考書

教科書(必携)

1)島内節,佐藤美穂子,下平唯子他看護・介護サービスのための目で見る用語事典,東京法令出版

参考書

1)川村佐和子,島内節監修:訪問看護管理マニュアル,日本看護協会出版会

2)内田恵美子,島内節他著:日本版 成人高齢者用アセスメントとケアプラン,日本看護協会出版会

 

5 他科目との関連

地域看護学総論,家族ケア論を基礎としている。その他,対象を捉える視点は小児看護学,成人看護学,老人看護学,精神看護学および地域成人老人・母子看護学との関連が深い。また,在宅ケアを受ける人々は,保健医療福祉の諸制度に基づく社会資源を利用するので,保健医療福祉制度論との関連も深い。

 

6 受講上の注意

既習の科目を十分復習してのぞむこと。

 

7 成績評価方法

定期試験,レポート,出席