(6)分子生物学
Molecular
Biology
萩 原 正 敏
1 科目の概要
分子生物学はもはや”医学,生物学の米”のようなもので,分子生物学の基本的知識無くしては,先端的な医学や生物学の理解は覚束ない時代となっている。分子生物学の最前線は,日々急速に前進しているので,教科書等に記載されない最新の話題を選んで,判り易く講義する。
2 教育方針・教育目標
転写,RNAプロセシング,翻訳など遺伝子発現調節過程や複製,修復などの分子機構を理解するとともに,それらが個体発生や神経活動など生命現象にどのように関わっているのかを,講義を通じて理解する。
3 教育内容
回数 |
日 時 |
内 容 |
担当者 |
1 |
6/3(金) 1 |
遺伝子発現調節概論 |
萩原正敏 |
2 |
6/10(金) 1 |
複製と細胞周期 |
福原武志 |
3 |
6/17(金) 1 |
転写調節機構 |
〃 |
4 |
6/24(金) 1 |
RNAプロセシング |
廣瀬哲郎 |
5 |
7/1(金) 1 |
翻訳調節機構 |
〃 |
6 |
7/8(金) 1 |
神経活動に伴う遺伝子発現 |
黒柳秀人 |
7 |
7/15(金) 1 |
個体発生と転写調節 |
〃 |
〔単位〕選択1単位
〔場所〕保健衛生学講義室3(医歯学総合研究棟8階)
4 教科書・参考書
教科書等に記載されていない最新の知見を講義するので特に教科書は指定しない。分子生物学基礎知識を得る上では,各自,できるだけ新しい本を参考書として購入することを薦める。
5 他科目との関連
これまで学習した全ての生命現象を,遺伝子の発現制御の視点から再理解してもらいたい。
6 受講上の注意
これから分子生物学関連の研究室で大学院にすすみたい,あるいはバイオテクノロジー関連のベンチャーなどで働くことを考慮している学生諸君に受講を薦めたい。自ら率先して質問や討論をするような,講義への積極的な参加を希望する。
7 成績評価方法
講義への参加意欲と試験及びレポート。”知識”より”やる気”を重視します。