成人看護学Ⅰ（概論）
Adult Health Nursing I
井 上 智 子
１ 科目の概要
成人看護学は，Ⅰ～Ⅳで構成している。そのうち，Ⅰは成人期にある人々の特徴を理解し，外科的治療および内科的治療を必要とする患者の急性期から回復期，および慢性期にいたる疾病段階にある人々に対して必要な看護の原則について講義を通して学ぶ。これを通して，健康障害のある患者の看護を身体系統別に理解する上での基礎的知識を養う。
２ 教育方針・教育目標
１）成人期にある人々の特徴を理解できる。
２）成人期の健康問題とその影響、必要な看護ケアを理解できる。
３）外科的・内科的治療を必要とする患者の看護ケアを理解できる。
４）回復期，慢性期，退院に関する看護ケアを理解できる。
３ 教育内容
|
回数 |
日 時 |
項 目 |
内 容 |
担当者 |
|
1 |
4/8(金) 2 |
成人看護学概論（1） |
オリエンテーション・成人期の特徴と成人各期の理解 |
井上 |
|
2 |
4/15(金) 2 |
成人看護学概論（2） |
成人の健康問題と健康生活を促す看護 |
井上 |
|
3 |
4/22(金) 2 |
慢性病患者看護（1） |
慢性病の動向，慢性病患者の特徴および慢性病患者を理解術前の患者の状態の理解 |
井上 |
|
|
5/6(金) 2 |
振り替え |
6月10日（金）Ⅰと振り替え |
|
|
4 |
5/13(金) 2 |
慢性病患者看護（2） |
慢性病患者の生活支援方法とＱＯＬについて |
内堀 |
|
5 |
5/20(金) 2 |
手術患者看護（1） |
がん看護概論およびトータルペインとがん性疼痛マネジメントにおける看護 |
井上 |
|
6 |
5/27(金) 2 |
がん看護（1） |
がん患者を取り巻く諸問題と看護の展望 |
濱口 |
|
7 |
6/3(金) 2 |
手術患者看護（2） 〈術前の看護〉 |
術前患者に必要な看護支援 |
井上 |
|
8 |
6/10(金) 1 |
がん看護（2） |
がんの治療の特徴（特に血液疾患患者への化学療法）と治療に伴うさまざまな問題、看護支援について |
小澤 |
|
9 |
6/10(金) 2 |
手術患者看護（3） （術中の看護） |
術中の患者の状態の理解と看護支援 |
井上 |
|
10 |
6/17(金) 2 |
手術患者看護（4） （術後の看護①） |
術後における患者の身体的・心理社会的特徴とアセスメント，合併症予防および早期離床を目的とした看護活動 |
矢富 |
|
11 |
6/24(金) 2 |
手術患者看護（5） （術後の看護②） |
術直後における患者の病態および心理反応の特徴とアセスメント・看護活動 |
矢富 |
|
12 |
7/1(金) 1 |
手術患者看護（6） （術後の看護③） |
術後における患者の手術後の後障害への適応に向けた看護の役割と家族支援退院調整活動の実際 |
矢富 |
|
13 |
7/1(金) 2 |
救命救急時の看護 |
救命救急時における必要な看護と日本の新ガイドラインによる新しい一次救命処置（BLS）について |
青木 |
|
14 |
7/8(金) 2 |
退院指導（1） |
退院調整活動の理解 |
吉田 |
|
15 |
7/15(金) 2 |
退院指導（2） |
退院調整活動の実際 |
吉田 |
〔単位〕必修２単位
〔場所〕保健衛生学講義室４（医歯学総合研究棟７階）ほか
４ 教科書・参考書
テーマによる参考図書の紹介
５ 他科目との関連
６ 受講上の注意
解剖・生理学，病態学を習得のこと。
７ 成績評価方法
学期末筆記試験，および課題レポートにより評価する。