医用システム情報学実習(II)

Medical Measurement, System and Information,Laboratory(II)

 

若 松 秀 俊

 

1 科目の概要

科学計算や適当な入出力インターフェイスを用いた生体電気信号の処理を目指したプログラミング演習を行う。

 

2 教育方針・教育目標

コンピュータの急速な進歩とその利用技術を臨床や医用機器システムの自動化に役立てるために必要な計測制御に関する基礎技術を学ぶ。

 

3 教育内容

(1)コンピュータの動作原理を理解し,OS操作実習を行う。

(2)科学計算や適当な入出力インターフェイスを用いた生体電気信号の処理を目指したプログラミング演習を行う。

(3)電子計算機による画像処理とその応用実習を行う。

回数

項  目

内  容

担当者

1

電子計算機の概略

電子計算機の概要とハードウェア

若松秀俊

本間 達

2,3

電子計算機のOSと操作

MS−DOSと WINDOWSについて

インターネット,電子メール,文献検索

若松秀俊

本間 達

4〜6

言語とプログラミング

言語の基礎の解説

C言語によるプログラミング

若松秀俊

本間 達

7

信号処理の基礎

PIOとAD/DA変換器によるデータの入出力

若松秀俊

本間 達

8〜10

PIOの応用

発光ダイオードの点滅制御

若松秀俊

本間 達

11〜14

AD/DA変換器

DCサーボモータの回転速度の制御

若松秀俊

本間 達

15〜18

画像処理の基礎

電子計算機による画像処理

若松秀俊

本間 達

19〜22

画像処理の応用

模擬調査票の作製 データベースの作製

若松秀俊

本間 達

〔単位〕必修1単位

〔場所〕講義室A(3号館4階)ほか

 

4 教科書・参考書

教科書

実習用のテキストを提供する。

参考書

谷口慶治,若松秀俊著:医用電子・生体情報,共立出版社,東京。

若松秀俊,本間 達著:医用工学−医療技術者のための電気電子工学−,共立出版社,東京。

北村清吉,橋本享:医用工学概論,医歯薬出版,東京。

 

5 他科目との関連

本科目講義(I)(II)と密接に関連する他,他科目で必要とされる様々な演算処理を自動化する技術を習得する。

 

6 受講上の注意

この種の実習の特徴として間が抜けると次が理解できなくなるので,特別な事情が無い限り連続して出席すること。

 

7 成績評価方法

レポート課題,出席点,演習を総合的に評価する。