島 内 節
1 科目の概要
健康障害を持ちながら在宅療養している人々に対する在宅ケアの意義を理解し,看護の既習の知識と技術を統合させ,在宅ケアや訪問看護の実践に関する基本を学ぶ。
さらに,家族を単位として生活条件,生活スタイル,生活環境,経済状態などに応じた適切な看護実践の基本,関連諸機関,職種との協力によるケア提供の方法,ケアマネジメントについて学ぶ。
2 教育方針・教育目標
1)地域保健医療福祉活動における在宅ケアの意義,アセスメントと評価法および,在宅ケアシステムについて理解する。
2)在宅ケアにおける看護技術について知識を得る。
3 教育内容
4/8,4/15,4/22,5/13(8コマ 16時間)
日 時 |
講 義 内 容 |
担当者 |
4/ 8(月)3・4限 |
在宅ケアにおける社会資源・制度の活用法 |
島内 節 |
4/15(月)3・4限 |
在宅ケアと訪問看護の展開方法・アセスメントとケアプラン |
友安直子 |
4/22(月)3・4限 |
在宅ケアにおけるケアマネジメントのプロセスと方法 |
友安直子 |
5/13(月)3・4限 |
在宅ケアにおける看護技術の特徴と主要な技術の用い方,本人・家族への指導方法 |
篠田道子 |
4 教科書・参考書
教科書(必携)
1)川村佐和子,島内節:訪問看護管理マニュアル,日本看護協会出版会
2)島内節,佐藤美穂子,下平唯子他:看護・介護サービスのための目で見る用語事典,東京法令出版
3)日本訪問看護振興財団編:自立をはかるケアプラン事例集,中央法規
参考書
1)内田恵美子,島内節他著:日本版在宅ケアにおけるアセスメントとケアプラン,日本看護協会出版会
2)ジョンN・モリス,池上直己:在宅ケアアセスメントマニュアル,厚生科学研究所
3)高崎絹子,島内節他:在宅ケアマネジメント,日本看護協会出版会
4)長谷川美津子:訪問看護の知識とスキル,医学書院
5 他科目との関連
地域看護学総論,家族ケア論,在宅ケア学Tを基礎としている。また,地域成人老人・母子地域看護活動論との関連が深い。地域を捉える視点はグループ組織活動論,地域ケアシステム論,公衆衛生学,疫学の知識を必要とし,関連法規,社会福祉学の理解によりケアプラン計画が具体的になるので関連が深い。
6 受講上の注意
既習の科目を十分復習してのぞむこと。
7 成績評価方法
定期試験,レポート,出席